「テレビやスマホの見すぎで夜更かししてしまう」
「お昼明け、眠い時間は集中力が低い」
「ダラダラ仕事をしてしまう」

 こうした悩みを抱えている方は決して少なくありません。仕事中だけでなく、普段の生活においても、無駄な時間を過ごさないためのコツは「区切り」を入れることです。生活面、仕事面における具体例を盛り込みながら、その方法を紹介します。

 

時間を明確に区切れば、予定は散乱しにくい

 余談ですが先日、「整理収納フェスティバル」というイベントで、ハウスキーピング協会で代表理事を務める方と対談する機会に恵まれました。整理収納の技術は奥深く、中でも興味深かったのが「モノの定位置」を決めること。モノが散乱するのは定位置が決まっていないからで、どこに収納したらいいか決めていないのが問題なのです。

 これに倣い、我が家でもタンスの1段目の右にパジャマ、二段目の左にズボン、という具合にしまっていくと、綺麗かつ楽に収納できました。時間もこの法則に似ていて、明確に区切ると予定は散乱しにくいのですが、曖昧にしてしまうとダラダラと過ごしかねません。

 例えば、テレビやスマホを見る時を思い浮かべてみてください。なんとなくそれらを見始めて、終了する時間を区切ることはあまりしません。結局、なすがままに見続けて夜更かししてしまうのです。

 そこで、「24時に就寝するため、22時にはスマホとテレビの電源は切る」という風に時間を区切って、その後はゆったりとした音楽を聞く、あるいは、寝室を薄暗くして本を読む、ヨガ・ストレッチをするなど寝る儀式に移行すれば、健全な生活を送れるはずです。

 この他、ランチ後の眠い時間帯や残業時間といった、単位時間あたりの生産性、集中力が低くなりがちな時にも、時間に区切りをつけると良いでしょう。人は制限時間が設けられていると集中力を発揮できるので、「お昼明けの眠い時間は集中力が低い」という場合は、短い間隔で時間を区切ると作業効率が上がります。

 眠い中、何時間にも渡る作業をしてもなかなか集中できません。ダラダラと時間が経過するだけで、質の高い物ができあがる可能性も極めて低く、なんのためにもなりません。一方で、時間を小さく区切っていけば、作業に着手しやすいので、自然とスイッチが入るのです。

 特に効果的なのは、… 続きを読む

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古川 武士

古川 武士

習慣化コンサルティング株式会社 代表取締役

関西大学を卒業後、日立製作所などを経て06年に独立。約2万人のビジネスパーソンの育成と、約500人の個人コンサルティングの経験を元に、習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。個人向けの習慣化支援、企業への行動定着支援を行っている。著書に『30日で人生を変える「続ける習慣」』、『新しい自分に生まれ変わる「やめる習慣」』『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』など17冊、70万部がある。

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