人間には、人それぞれ持って生まれた性格タイプがあります。私はこれを「本質」と呼び、習慣化のコンサルティングをする時に上手く活用しながら、相手の思考や感情、行動パターンを見極めます。

 性格タイプ(本質)は人の根源的欲求です。これが無意識のうちにある決まった行動パターンを生み出し、習慣化へと繋がっていくのですが、それぞれの性格タイプを知るのに一番わかりやすのが「エニアグラム」です。エニアグラムとは円周を9等分して作図される特定の象徴図形のことで、人間の性格分類によく使われます。

 今回は、このエニアグラムにおけるタイプ別の特徴と、よくある挫折パターンを踏まえた上で、「習慣化へのコツ」を紹介していきます。

 

【1】完璧でありたいタイプ

 まず紹介するのが、いい加減なことが嫌いで、高潔さを自他に求めがちな「完璧でありたい」人です。「完璧主義」ゆえに、習慣化ができないと、自己嫌悪感が強くなる傾向にあります。

 こうしたタイプは、「ベビーステップ(赤ちゃんの一歩)で始める」ことが重要です。端から高いハードルを設定するのではなく、たとえ小さな成果を得られなかったとしても、それを受け入れ、疲れている、気分が乗らない時はベビーステップで良しとする割り切りが求められます。加えて、「過去の自分と比べて成長している=自分史上最高を更新している」感覚を持つこともポイントです。

 

【2】人と関わりたいタイプ

 人間関係や感情のやりとりを重視するタイプの人は、親密で温かい関係を求め「愛されたい、必要とされたい」という気持ちで満たされたいという思いを抱いています。それゆえに、他人を優先してしまい、人に振り回されて、自分の時間が足りなくなることがあります。

 そんな時は、… 続きを読む

全文(続き)を読む

続きを読むにはログインが必要です。

まだ会員でない方は、会員登録(無料)いただくと、続きが読めます。

古川 武士

古川 武士

習慣化コンサルティング株式会社 代表取締役

関西大学を卒業後、日立製作所などを経て06年に独立。約2万人のビジネスパーソンの育成と、約500人の個人コンサルティングの経験を元に、習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。個人向けの習慣化支援、企業への行動定着支援を行っている。著書に『30日で人生を変える「続ける習慣」』、『新しい自分に生まれ変わる「やめる習慣」』『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』など17冊、70万部がある。

関連キーワード

連載記事