今すぐできる組織の改善(第57回)

なぜ仕事ができる人はすべてを手に入れるのか?

2018.05.29 Tue連載バックナンバー

 人生は、好循環と悪循環という2つのパターンでできています。一年の中に好循環と悪循環があり、人生全体を見たときにも2つの循環が作るリズムがあります。

 仕事ができる人ほど「働くときは、働く、遊ぶときは遊ぶ!」と好循環を生み出し、プライベートも充実していたりします。一方、仕事ができないと長時間残業になり、だらだらと長く会社にいて、土日も気になって仕事とのことが頭から離れない。その結果、休みも気持ちが切り替わらず、リフレッシュにならない。こんな悪循環になっていくと辛いものです。

 全てがうまくいく好循環と、ドミノ倒しのような悪循環はどうやってうまれるのでしょうか? パターンという名の「習慣」という切り口で解説したいと思います。

 

仕事ができると生まれる「好循環」を乗りこなす人

 好循環を生み出しているAさんの例を見てみましょう。

 Aさんは、人よりも早く朝7時半に出社して9時までに一仕事を終わらせます。朝一仕事を終えると、爽快感と達成感で心が上向きになります。9時からはメンバーからの問い合わせや上司からの突発的な依頼に対応すると決めているので、大事な仕事は朝一番に済ませるようにしています。

 そして午前中に、その日に発生した突発的な仕事を加味して、優先順位を再設定し、仕事を効果的に済ませていきます。午後は顧客先に訪問して商談を済ませ、近くのカフェで最後のメールチェックをしたら18時には仕事を終了と決めて終えます。

 彼はONとOFFの切り替えを強く意識していて、18時までに終わらない仕事は翌朝済ませると決めており、夜は自分の時間をたっぷり取ります。ある日は映画を見たり、別の日は専門性を磨くための社外セミナーに参加したり、テニスサークルの練習に行ったりする時間を取り、12時には就寝、翌朝は6時に起床します。その結果、リフレッシュできてストレスは癒され、学びなどで新しい刺激をもらい、それが明日から働くための新しいモチベーションになっています。

 

仕事ができない「悪循環」は、ドミノ倒しのように続いていく

 続いて、悪循環に陥っているBさんの例を見てみましょう。

 Bさんは、朝9時ギリギリに出社。前日は23時まで仕事をして、寝たのは… 続きを読む

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古川 武士

古川 武士

習慣化コンサルティング株式会社 代表取締役

関西大学を卒業後、日立製作所などを経て06年に独立。約2万人のビジネスパーソンの育成と、約500人の個人コンサルティングの経験を元に、習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。個人向けの習慣化支援、企業への行動定着支援を行っている。著書に『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』(2015/大和書房)、『力の抜きどころ 劇的に成果が上がる、2割に集中する習慣』(2014/ディスカヴァー・トゥエンティワン)ほか多数。

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