今すぐできる組織の改善(第50回)

研修をしたのに社員が変わらない。なんで?

2018.02.15 Thu連載バックナンバー

 定期的に研修を受けているのに、それが日々の業務には反映されず、結局なにも変わらない。このような悩みはないでしょうか? どうすれば、研修やセミナーを受けっぱなしではなく、それをどうやって血となり肉となるのでしょうか?

 経営者・人事担当者であれば社員教育に、ビジネスパーソンであれば自己開発に役立つヒントを紹介したいと思います。

 

研修で得た気づきとやる気は、すぐ消える

 「なぜ、いい研修を受けても結局変わらないのか?」

 その最大の要因は、「気付きとやる気はすぐ消えるから」、と私は説明しています。

 左のグラフをご覧ください。

 研修を受講した直後は、多くの気づきを得て、非常にやる気に溢れている状態です。しかし一晩寝て、職場での忙しい毎日に突入すると、気分はトーンダウンしてしまいます。

 トーンダウンの最大の理由は、私たちの脳は「焦点を当てたもの」に強く反応するからです。研修時はそのテーマに焦点を当てているから、やる気も気づきもある。しかし職場に戻ると、怒涛のような毎日と、膨大な「やることリスト」に直面します。ここで慌ただしい日常に焦点を当ててしまうと、研修時にあったやる気と気づきは流れていってしまいます。

 だからこそ、研修時から、これを踏まえておくことが重要です。

 

研修を定着させるための学び、4つのレベル

 では、研修を受講した後、その内容をきちんと定着させるためにはどうすればいいのでしょうか? 私は4つの段階を通して定着させる方法をおすすめしています。… 続きを読む

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古川 武士

古川 武士

習慣化コンサルティング株式会社 代表取締役

関西大学を卒業後、日立製作所などを経て06年に独立。約2万人のビジネスパーソンの育成と、約500人の個人コンサルティングの経験を元に、習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。個人向けの習慣化支援、企業への行動定着支援を行っている。著書に『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』(2015/大和書房)、『力の抜きどころ 劇的に成果が上がる、2割に集中する習慣』(2014/ディスカヴァー・トゥエンティワン)ほか多数。

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