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勇気を持って、スケジュールを「減らす」ための習慣
2017.12.21

今すぐできる組織の改善第47回

勇気を持って、スケジュールを「減らす」ための習慣

著者 古川 武士

 モノはどんどん買って増やすのは簡単ですが、反対に減らすことは難しいです。「捨てること」にフォーカスした本が出版されるほど、多くの人から注目を集めるトピックです。

 これは仕事でも同じことです。やるべきこと、予定が増えてしまうと、どんどんと複雑かつ雑然としたスケジュールになっていきます。仕事が増えることによる悪影響を断ち切り、スケジュールを減らすことで成果をあげるヒントを紹介します。

 

「予定を減らす」のは、なぜ難しいのか?

 「予定を減らす」といっても「何を減らしていいかわからない」「どうやればいいのか、見当がつかない」という方も多いでしょう。多くの人がスケジュールを減らすのが難しい理由は、大きく分けて以下の3つがあります。

【理由1】 それによって起きる予測不能な問題が怖い

 私たちが心理的に一番恐れるのは、「何が起きるか分からない」という予測不能性です。たとえばスケジュールを見て、この会議には参加しない、この会社への訪問は2週間に1回にすると減らそうとします。 すると、「メンバーとの信頼関係が弱まるのではないか?」、「訪問を減らすことで売り上げが激減するのではないか?」といった、減らすことで起きるかもしれない「予想できない出来事」への恐れが生まれるのです。これが予定を減らすことのブレーキとなってしまいます。

【理由2】腰を据えて考える時間と余裕がない

 たとえば、議事録の取り方を変えるという一見簡単に思える改革でも、新しいやり方に変えて挑戦するには、いつも通りのやり方でこなすときの何倍ものエネルギーが必要になります。その方法を考え、定着させるためのエネルギーを、毎日の業務の中で生み出すことが困難なのです。

【理由3】減らすことへのポジティブな意味づけがない

 減らすことへ前向きでない人は、「減らす=サボる、楽する」と考えていることが多いものです。ただ早帰りするために、会議を減らす、訪問を減らすとなれば、健全なビジネスパーソンなら「そんなことではダメだ」「部下も頑張っている」と考えてしまいます。

 しかし、「減らすのは成果を増やすため」というポジティブな意味づけができていれば、発想は変わります。もっと、達成できるものを増やして、成果を拡大するための行いと捉えることが重要です。

 では、具体的にどのように実現していけばいいのでしょうか?… 続きを読む… 続きを読む

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古川 武士

古川 武士

習慣化コンサルティング株式会社 代表取締役

関西大学を卒業後、日立製作所などを経て06年に独立。約2万人のビジネスパーソンの育成と、約500人の個人コンサルティングの経験を元に、習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。個人向けの習慣化支援、企業への行動定着支援を行っている。著書に『30日で人生を変える「続ける習慣」』、『新しい自分に生まれ変わる「やめる習慣」』『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』など17冊、70万部がある。

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