Bizコンパス

1日を「雑用」でスタートしてはいけない
2017.01.10

今すぐできる組織の改善第26回

1日を「雑用」でスタートしてはいけない

著者 古川 武士

 朝一番メールチェックをして仕事を始める。もはや多くのビジネスパーソンのひとつのお約束になっている段取りですが、これをやってしまうと、脳の活動効率が悪くなってしまう恐れがあります。1日のエネルギーと時間には限りがあり、雑用からスタートすると最重要事項への取り組みが後回しになってしまうのです。

 

いつまでも仕事が終わらない、とある1日

 雑用から1日の仕事を始めることで、どのような弊害が起こるのでしょうか?以下に、雑用から仕事を始めるビジネスパーソンの1日を紹介します。

 会社に到着すると8時半。とりあえず自席に置かれた郵送物、メールをチェックする。メールに返信し始めると、あっという間に9時半。10時から始まる会議のために急いで資料をプリントアウト。会議が終わり、午後一番にデスクに向かってメールをチェックすると、また緊急連絡の嵐。19時が過ぎて、今日やるべき企画書にようやく着手。でもエネルギーがほとんど残っておらず、頭がぼーっとした中で作業がはかどらず、ようやく形になったのは23時を過ぎてから……。

 結局、この日は朝一番から次々と襲ってくる突発的業務に追われて、夕方まで仕事のペースを掴みきれませんでした。この1日のうち、一体どこを改善していかなければいけないのでしょうか。

 

朝一番、雑用メールに着手するのは非効率

 朝一番に郵便物やメール処理からスタートすると、私たちの脳は雑用を処理する「雑務モード」で立ち上がってしまいます。脳の雑務モードとは、浅く広く、緊急業務を処理する“拡散型”の集中スタイルです。朝一番にこの雑務モードのギアが入ってしまうと、… 続きを読む… 続きを読む

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古川 武士

古川 武士

習慣化コンサルティング株式会社 代表取締役

関西大学を卒業後、日立製作所などを経て06年に独立。約2万人のビジネスパーソンの育成と、約500人の個人コンサルティングの経験を元に、習慣化をテーマにしたコンサルティング会社を設立。個人向けの習慣化支援、企業への行動定着支援を行っている。著書に『30日で人生を変える「続ける習慣」』、『新しい自分に生まれ変わる「やめる習慣」』『人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術』など17冊、70万部がある。

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