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自動車の歴史はサポートの歴史「ベンツ/ヤナセ」
2014.04.27

伝説の顧客サポートエピソード第4回

自動車の歴史はサポートの歴史「ベンツ/ヤナセ」

著者 棕澤 和宏

 自動車選びは、性能やデザインと同時にサポートも大切な要素。乗る人の命が関わるだけに、信頼感や安心感が重要です。それは、ブランディングともダイレクトに関係しています。

 

日本でベンツ・ブランドを確立させた「ヤナセ」

 今回は顧客サポートのエピソードとして、ドイツの自動車メーカー「メルセデス・ベンツ」を取り上げます。といっても、日本における顧客サポートのエピソードがメインとなるため、ベンツのインポーター(輸入業者)である「ヤナセ」を取り上げるといったほうが良いかもしれません。

 メルセデス・ベンツが日本に初めて輸入されたのは1952年。GHQによる占領がやっと終わった年です。当時の日本には、高速道路も道路交通法もありません。そもそも一部の富裕層以外、誰も自動車に乗っていない時代に自動車を輸入するのですから、顧客サポートも富裕層向けに手厚いものが多くなりました。

 メルセデス・ベンツがドイツで誕生した時、創業者のゴットリープ・ダイムラーは “Das Beste oder nichts(最善か無か)”という企業スローガンを掲げました。ヤナセも自身の顧客サポートにおいても、それを実践し、富裕層のハートをつかもうとしたようです。… 続きを読む… 続きを読む

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棕澤 和宏

棕澤 和宏

広告制作会社エコトバ 代表取締役

業界デビュー作がJ-WAVEのネーミング。以来コピーライターとして20年以上キャリアを積むが、最近はコピーライティングの知識を生かしたWEBサイトのコミュニケーションプランの提案に軸足を移しつつある。

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