任天堂初のスマホアプリが3日間で100万ダウンロード達成!
3月17日、任天堂が初のスマホアプリ『Miitomo(ミートモ)』をリリースしました。
『Miitomo』とは、自分の分身であるMii(ミー)というキャラクターを通じて友達とネット上でコミュニケーションを図る新感覚のソーシャルネットワーキングサービスです。
公開以降、わずか3日間で100万ダウンロードを達成するなど、任天堂が満を持して投入した第一弾のスマホアプリだけに注目の高さが伺えます。
任天堂がスマホゲームに参入した背景には、長引く業績不振があります。
任天堂が主力とする家庭用ゲーム機はかつてゲームの主役でしたが、スマートフォンで手軽にゲームができるようになると多くのライトユーザーがスマホゲームに流れていきます。市場規模を見ても、「ファミ通ゲーム白書2015」によれば、家庭用ゲーム機市場は、ハードとソフトを併せて前年比11%減の4,039億円に落ち込んだのに対して、スマホゲーム(オンラインゲーム)市場は13%増の7,886億円に達するなど勢いの差は歴然で、ゲームの主役は今やスマートフォンに移ってしまったのです。
当然のごとく、このゲーム市場の変化の流れに乗り遅れた任天堂の業績は下降の一途を辿ります。全盛期の売上は2009年3月期で1兆8,386億円を記録しますが、昨年度の売上は5,498億円と3分の1以下にまで落ち込んでいます。加えて2012年度からは3年連続で巨額の営業赤字に陥るなど深刻な不振が続いているのです。

この売上の低下傾向に歯止めをかけようと、ソーシャルゲーム大手のDeNAとの提携を図って開発してきたスマホゲームの第一弾が『Miitomo』だったのです。
『Miitomo』で任天堂はスマホゲームでも成功できるか?
それでは、任天堂は『Miitomo』でスマホゲーム市場でも成功を収めることができるでしょうか?
私自身、『Miitomo』をダウンロードし実際にプレイしてみましたが、率直な感想として… 続きを読む