焼肉業界のイノベーション!新業態の焼肉店が東京新橋に誕生

 平成最後の8月29日(やきにくの日)、東京・新橋に新たなタイプの焼肉屋がオープンしました。

 その名も『焼肉ライク』。

 焼肉は外食の中でも人気のジャンルですが、何人かで行くのが前提であり、なかなか「焼肉が食べたい」と思っても一人では行きにくいお店が多いのが現状です。

 そこで『焼肉ライク』では、一人に一台無煙ロースターを用意し、一人でも気軽に焼肉が楽しめるスタイルで、“ひとり焼肉”を存分に楽しむ環境を提供。これまで、「1人では色々な部位を楽しめない」「女性1人ではお店に入りにくい」「提供までに時間がかかる」といった焼肉店の常識を覆す店舗を目指しています。

 メニューは、クッパや冷麺など一般的な焼肉屋の多くの定番メニューを敢えて外し、焼肉とごはん、ワカメスープ、キムチのみのシンプルな構成。敢えてメニューを絞り込むことにより、注文を受けてから3分以内で提供することが可能となり、利用客にとっては短時間で食事を済ませることができるようになります。

 また、シンプルなメニュー構成は、ビジネスにおける原価率の低減にも大きく貢献します。『焼肉ライク』では使用する牛肉を黒毛和牛A3雌牛や冷蔵USビーフに絞り込むことによって、仕入れ価格の削減を目指し、シンプルなメニュー構成は人件費の削減にもつながることから、結果としてリーズナブルな価格で焼肉を提供することが可能になったのです。

 実際に提供されるメニューは、ごはん、スープ、キムチの付いたセットメニューでは、『国産牛カーペットしゃぶすきセット(生卵付き)』が100g860円から、また『牛タン&カルビセット』100g970円からとなっています。また単品メニューでは『うす切カルビ』が100g330円からと一般的な焼肉店に比べればお手頃価格に抑えられています。

 この焼肉を“ファストフード”化する試みが、焼肉業界では新業態であり、初めてのチャレンジとなるのです。

『焼肉ライク』を展開するダイニングイノベーションは、現在焼肉業界で圧倒的なシェアを誇る『牛角』の創業者である西山知義氏が興した企業ですが、今後5年間でこの“焼肉のファストフード”という新たなコンセプトの店舗を全国で300以上展開することを目指しています。

 これは焼肉業界において国内600店舗以上を展開する『牛角』、400店舗以上を展開する『焼肉きんぐ』に次ぐ業界第3位の規模に匹敵することを考えれば、壮大なビジョンといえるでしょう。

 

なぜ、『焼肉ライク』は新たな業態にチャレンジするのか?

 なぜ、『焼肉ライク』はこのタイミングで“ひとり焼肉のファストフード”という新たな業態にチャレンジするのでしょうか?

 その背景には… 続きを読む

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安部 徹也

安部 徹也

株式会社 MBA Solution 代表取締役

株式会社 MBA Solution 代表取締役。2001年MBAを取得後、経営コンサルティングの事業で起業。近著に『最強の「イノベーション理論」集中講義』 (日本実業出版社)や『ぐるっとマーケティング』(すばる舎リンケージ)などがある。

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