ビジネスパーソンのお悩み相談室

間違いだらけの「薄毛(AGA)」治療

2018.05.14 Mon連載バックナンバー

 ビジネスパーソンの悩みは、仕事に家庭に尽きないが、もっと身近な問題に頭を悩ませている人もいる。「薄毛」もその一つだろう。

 忙しい日々を送るビジネスパーソンには、薄毛を促進してしまうようなことばかりが起こる。たとえばタバコや睡眠不足、運動不足といったことも、頭皮環境が乱れる原因となりうる。中には「もうトシだから」と諦めている人も多いかもしれない。

 しかし、薄毛の本質的な原因は、別のところにある。薄毛は「AGA(男性型脱毛症)」という“病気”であることが多く、医学的に対処すれば改善できることが多い。逆にいえば、医学的ではない対処法の場合、期待どおりの効果は得られないかもしれない。

 効果の高い薄毛対策とは、一体どのようなものか。薄毛・AGA専門クリニック「ウィルAGAクリニック」の総院長である宮内シュン氏が解説する。

 

薄毛は「生活習慣」よりも「遺伝」が問題である

「仕事のストレスからタバコがやめられない」
「慢性的な残業で睡眠不足、運動不足である」

 こうした悩みを持っているビジネスパーソンは少なくないだろう。これらはもちろん健康を害するものであるが、それだけではなく、頭皮環境を乱し、結果的に薄毛の原因になり得る。

 日本皮膚科学会が発表する「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」によれば、日本人男性の30%がAGAを発症している。年代別に見ると、20代で10%、30代で20%、40代で30%、50代以降で40%となっている。ある程度の年齢を重ねた男性であれば、薄毛は誰しも無関係ではいられない問題である。

 とはいえ、AGAの最大の原因は、先述したような生活習慣ではない。最大の原因は「遺伝」である。

 なぜ、遺伝はAGAに影響を与えるのか。それを理解するためには、まずはAGAそのもののメカニズムを頭に入れておく必要がある。

 AGAは、やわらかくて細い「軟毛」が増えることから始まる。軟毛が増えると、毛髪が成長しきらず、まだ細い段階で抜けてしまう。こうした状態が続くことで、抜け毛は増え、毛はどんどんと細くなり、やがて頭髪に“透け感”があらわれ、いわゆる薄毛の状態につながってしまう。

 では、なぜ軟毛が増えてしまうのか?… 続きを読む

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宮内 シュン

宮内 シュン

ウィルAGAクリニック(https://will-agaclinic.com/)総院長。
千葉大学医学部卒。形成外科を専門とする中、AGA(男性型脱毛症)と関わり、多くのAGA患者の診療にあたる中で、患者が自信を持てるようになっていく様子にやりがいを感じ、AGAの専門家を志す。AGA患者10,000件の治療実績をもとに世界に通用する薄毛治療の研究を進め、独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開業。2018年5月WILL AGA CLINICに改名し、銀座院、立川院を展開。現在3院の総院長として日進月歩研究を進めながら、日々の診療にあたる。

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