ビジネスパーソンの多くは、暑い日々の中でも、スーツを着て仕事をしているでしょう。ですが、長い間クリーニングに出せないままでいると、ふとした瞬間に「臭いな」「汚れている」と気づくことがあるはずです。

 こうした時には、クリーニングに出してメンテナンスするのがよくある選択肢ですが、実はクリーニングを使わなくても、自宅でお手入れできてしまうケースもあります。

 今回は、スーツのお手入れにまつわるさまざまな疑問に対し、Q&A形式で答えていきます。

 

「洗えるスーツ」の意外なデメリットとは?

【Q1】私は最近流行っている「洗えるスーツ」を着ていますが、本当に洗っていいのでしょうか?

【A1】もちろんOK。ただ、洗えるスーツは素材が……。

 日本の夏は「酷暑」といえるほど高温多湿です。そういう環境でスーツを着る際に気になるのは「汗対策」。最近のビジネスマンはワイシャツの下に吸水速乾機能の高い肌着を着ることがデフォルトになっていますが、ジャケットを着ると襟まわりや脇などに汗をかいて、そのまま放置していると「臭い」に変わります。

 そこで、日本の量販型スーツメーカーが生地メーカーと共同で開発したのが、いわゆる「洗えるスーツ」。家庭の洗濯機で丸洗いできたり、出張先のホテルでシャワーを使って洗い流してもOKという謳い文句で、ここ数年、夏のヒット商品になっています。

 ただ、洗えるスーツといっても、「洗えることに魅力を感じたが、実際は洗っていない」のがほとんどだというのです。「洗うと型崩れしそう」、「生地を傷めそう」というイメージがあって、洗えるのに洗わないで着ているのが実態です。もちろん、洗ってOKな素材を使用しているため、洗濯機やシャワーで洗ってまったく問題ありません。

 しかし、洗えるスーツにもデメリットがあります。それは、素材が… 続きを読む

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梶井 誠

梶井 誠

ファッションエディター・ライター

1961年福井県出身。講談社のメンズファッション雑誌『Checkmate(チェックメイト)』編集部のファッション班を経てフリーランス。セレクトショップのカタログやメンズ雑誌のファッションページの取材・原稿を担当。JFA(財団法人日本サッカー協会)「なでしこジャパン」命名などネーミングも手がける。

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