海外発!最新の文化・食事情2018(ペルー・リマ)

南米で「和スイーツ」と「ニッケイ」ブランドが人気

2018.05.03 Thu連載バックナンバー

 ペルーの首都リマでは、日本の洋菓子を始め、餅やたい焼きの店が続々誕生している。抹茶や黒ゴマ、ショウガといった、和の素材を使うアイスクリームも人気だ。当地のSNSには、和スイーツの画像に加え、「Matcha」や「Anko」、「Mochi」、「Taiyaki」などおなじみの単語が並ぶ。

 今回は地球の裏側で盛り上がる和スイーツの今と、その背景について考察する。

 

日本品質の洋菓子が人気

 2015年9月にオープンしたケーキショップ「Yogashi Patisserie(洋菓子パティスリー)」は、日本で修業を積んだ日系人パティシエ、カルロス・ヤナウラの店。店内は白を基調とした爽やかな作りで、ショーケースには日本さながらの小振りで繊細なケーキが整然と並んでいる。

 シンプルで洗練された洋菓子パティスリーのケーキは、とにかく甘く、ゴテゴテとしたデコレーションが特徴のペルーのそれとは明らかに一線を画す。味はもとより、その完成度の高さはまさに世界が認める“日本品質”を体現するものだ。日本の洋菓子は“西洋菓子”という意味だが、ペルー人にとってそれはまさに“和スイーツ”なのである。

 平日で32種類、週末は40種類前後という豊富なラインナップの中で、特に人気なのが抹茶と餡を使ったケーキだ。

 もともとペルーには「フレホール・コラード」と呼ばれる、こし餡状の菓子がある。そのため、餡を“庶民の食べ物”と見下すことがしばしばあるという。

 しかし、… 続きを読む

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原田 慶子

原田 慶子

海外書き人クラブ所属・ペルー在住ライター

2006年よりペルー在住。ペルーの文化や習慣を始め、観光、グルメ、エコ情報などを様々な角度から紹介。『地球の歩き方』『トリコガイド』『世界のじゃがいも料理』などペルー関連の取材協力多数。自身のサイトを通じ日々ペルー情報を発信中。

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