海外発!最新の文化・食事情2018(アメリカ・シアトル)

アメリカで大人気、ヘルシーな「どんぶり」とは

2018.04.12 Thu連載バックナンバー

 アメリカでは「丼(どんぶり)」がブームとなっている。中でも注目されているのは、穀物の上に野菜、タンパク質、ナッツなどをバランス良く載せた丼、その名も「グレインボウル」だ。

 同じ丼といえど、日本の親子丼やカツ丼といった丼メニューとは違う、超ヘルシーな丼だ。それは、一体どんなものなのか。

 

アメリカ人の健康志向はますますヒートアップ!

 オーガニック、ビーガン、ベジタリアン……日本でも聞かれるようになったこの言葉は、もともとアメリカ都市部のヘルシー志向が火付け役。オーガニックは有機栽培、ビーガンは動物由来のものを一切食べない菜食主義、ベジタリアンは卵や乳製品は食べる菜食主義を意味する。最近はグルテンフリーという、主に小麦に含まれるグルテンをとらないダイエットも人気だ。

 そんな主義、ダイエットの人気に対応するかのように、グレインボウルはあらわれた。

 日本語に直訳すれば「穀物(grain)丼」だが、実際はサラダに近い。サラダバーのように、土台となる穀物、その上に載せるトッピング、ドレッシングやたれ、薬味などを選べるカスタム・スタイルが主流だ。主義・嗜好だけでなく、宗教、アレルギーにも対応できるメリットがある。

 穀物は、玄米、赤米などの古代米、大麦、日本でもスーパーフード(※)として話題のキヌアが代表格。トッピングは野菜、肉、豆腐、卵、チーズ、ナッツ、豆、ドライフルーツなど、店によって多種多様である。(※栄養分を豊富に含みつつ、低カロリーな食品を指す言葉)

 これらのトッピングはシンプルな調理である場合が多く、味付けはドレッシングやたれが決め手になる。アジア風、地中海風、メキシコ風など、店の特色が出るのはここだ。地産地消、オーガニック、農園直送の食材など品質を重視し、味付けはシンプルに塩・コショウのみ、という場合もある。

 

外食、中食、内食におけるグレインボウルの存在感

 グレインボウルはヘルシーなことに加えて、… 続きを読む

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アメリカで大人気、ヘルシーな「どんぶり」とは
ハントシンガー 典子

ハントシンガー 典子

海外在住ライター

東京にて編集職、ライター職を経て渡米。日米で15年以上の経験あり。現在は、フリーランス・エディター/ライターとして日米の雑誌やウェブサイトなどの媒体に寄稿、リライト、執筆活動を行う。現地メディアでコラムを連載するほか、日本での掲載実績としてはビテチョー、マガジンアルク、日経ウーマンオンライン、FQ Japan、OCNなどがある。

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