海外発!最新の文化・食事情2018(中国・香港)

“若者のお茶離れ”を克服した香港のティーサロン

2018.05.05 Sat連載バックナンバー

 中国茶の歴史は約5,000年前にさかのぼります。中国茶は健康にもよく、肌や髪の毛にも効果があり、消化作用を活性化させて脂肪を燃焼することから「健康の救い主」とも言われています。その昔はお茶屋が人々の集いの場所となっていました。

 しかし、最近は“若者の中国茶離れ”が業界の課題となっていました。

 そんな中、香港の若者にも中国茶とお茶屋の魅力を知ってもらいたいと、香港の起業家がティーサロン「フラミンゴブルーム」を2017年7月にオープンしました。オープン当日から長蛇の列ができ、3か月後には2号店もオープンしたほどの大人気となっています。

 若者を惹きつけた、そのユニークなコンセプトとは、一体何なのでしょうか?

 

「中国茶」と「フルーツ」という大胆な組み合わせ

 ティーサロンで使用する茶葉は、殺虫剤の使用を抑えた中国や台湾の高山の茶園で作られており、その中から良質なものを選んでいます。合成添加物やブドウ糖も一切使用していない自然志向です。

 お茶の種類は、気持ちを落ち着かせる効果がある福建省のジャスミン緑茶、デトックス効果のある台湾の烏龍茶、コレステロールの数値を低くする雲南省のプアール菊茶、スッキリ目覚め効果のある四川省のハニーオーキッド紅茶の4種類。これに、好みの果物を混ぜるのが、このティーサロンの最大の特徴です。

 果物の選択肢は、通常はライム、レモン、リンゴ、オレンジ、スイカの5種類。期間によっては、イチゴやマンゴーなども選べます。果物以外にも、アロエや、「ボバ」と呼ばれるキャッサバ芋のでんぷんで作られたタピオカの玉も追加で入れられます。

 トッピングには「塩ミルクの泡」という斬新なものも追加可能です。これは… 続きを読む

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りんみゆき

りんみゆき

海外書き人クラブ所属 香港在住ライター

1994年より香港在住。雑誌、機内誌、情報誌の寄稿多数。「台湾・香港deワーキングホリデー」共著。

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