「蓄えなんかいらない」とはいえない!

今からでも遅くない、定年退職後に備えた貯蓄術

2018.01.27 Sat連載バックナンバー

「退職後のために、貯蓄をしておいた方が良い」と頭では理解していても、日々の仕事などに追われ、何から準備すればいいか考える暇もないビジネスパーソンも多いでしょう。

 働き盛りの40代~50代であれば、役職が上がらない限り、収入の大幅な増加は見込めません。それでいて、子どもの進学に伴い増える教育資金や住宅ローンも重なり、目の前の生活に追われてしまえば、退職後の生活を考えるのは容易ではありません。

 どうすれば、働きながら退職後の生活の準備ができるのか。今回はその簡単な始め方を紹介します。

 

「退職後の蓄えなんかいらない」とはいえないデータ

 「退職後の備えなんかいらない」と考える人もいるかもしれませんが、できれば早いうちに準備をしておいた方が良さそうです。というのも、退職後にもらえる年金収入は、生活費などの支出よりも少なくなりがちだからです。

 総務省が公表している「家計調査報告(家計収支編)―平成28年(2016年)平均速報結果の概要―」から、高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯)をみると、年金などの実収入は212,835円。税金を除くと、自由に使えるお金は182,980円です。その一方で、消費支出は237,691円であり、支出が収入を上回る傾向にあります。

 つまり、年金収入だけでは基本的な生活でも赤字となり、趣味や娯楽などに自由にお金を使える豊かな生活は難しいことがわかります。退職後の生活費の不足分は、退職金と貯蓄で賄うことになります。40代~50代から少しでも退職後の生活資金を準備しておく必要があるといえるでしょう。

 

今からでもコツコツ貯められる制度がある

 それでは、今から退職後資金を貯めるためには、どのようなやり方が良いのでしょうか。地道ですが確実な方法は、コツコツと貯蓄を増やすことです。

 特にお勧めなのが、… 続きを読む

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杉浦詔子

杉浦詔子

みはまライフプランニング代表

ファイナンシャル・プランナー/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント。キャリアプラン(生活)とライフプラン(家計)の相談と講義、執筆を実施しています。ひとりひとりの夢や希望を聴かせていただき、目標に向かうための未来設計図を一緒に考えていきます。女性のキャリア支援、家族や恋愛等のコミュニケーション力向上にも注力しています。

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