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危険タックル問題に見る「指導者のあるべき姿」とは
2018.06.27

小山宣宏の「勝利の裏にあるもの」第13回

危険タックル問題に見る「指導者のあるべき姿」とは

著者 小山宣宏

 社会問題に発展した、日本大学(以下日大)アメリカンフットボール(以下アメフト)部の危険タックル問題。一連の報道を通じて見えてきた「学生スポーツの指導者が持つべき矜持」について、改めて分析する。

 

学生選手が明らかにした、一連の問題の詳細について

 5月22日、「あってはならない」記者会見が、日本記者クラブで開かれた。

 日大アメフト部の悪質タックル問題について、指示を出したとされる監督、コーチではなく、あろうことかタックルをした当事者である学生選手が、自らの顔と名前を公表し、その一部始終を語ったのだ。

 このとき、彼は20歳を過ぎたばかり。慣れない無数のフラッシュを浴びながら、神妙な面持ちで壇上に向かう。

「追い詰められていたので、やらないという選択肢はなかった。自分で正常な判断をすべきだった。自分の弱さだと思っている」と前を見つめ、正々堂々とありのままを素直に語った姿が、多くの人の心を突き動かした。

 そして、世間をまだよく知らない、純粋な若者を騒動の矢面に立たせてしまったこの会見を機に、メディアや世間は、「日大批判」へ大きく傾倒していく。

 学生選手の口から語られた監督、コーチの「追い詰めた」やり方とは、次の内容である。… 続きを読む… 続きを読む

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小山宣宏

小山宣宏

スポーツジャーナリスト

1973年千葉県出身。出版社、編集プロダクション勤務を経て、2007年に独立。近年は高校野球やプロ野球を中心とした取材・原稿が多い。『実は大したことない大リーグ』(江本孟紀/双葉社)、『日本人投手がメジャーで故障する理由』(小宮山悟/双葉社)、『名将の条件』(野村克也/SBクリエイティブ)、『3000安打の向こう側』(松井稼頭央/ベースボール・マガジン社)などの書籍を手掛ける。

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