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プレゼンでつい早口になる……どうすれば良い?
2017.11.09

口下手な人のためのプレゼン・スピーチ相談室第2回

プレゼンでつい早口になる……どうすれば良い?

著者 眞山 徳人

 「上司から、『君は早口だから、何を言っているのか分からない。相手がお客さんだったらどうするんだ。一刻も早く直した方がいい』と注意されました。早口を克服するにはどうすれば良いのでしょうか?」

 プレゼンやスピーチに関する相談として、こんな質問を受けることがあります。限られた時間の中でできるだけ多くの情報を伝えたいという思いから、早口になってしまうこともあるでしょうが、この上司の方の指摘はその通りで、プレゼンやスピーチにおいて、早口で話すことにメリットはありません。

 早口は、話の内容が聞き手に伝わらないだけでなく、話している人の印象も悪くなります。聞き手は、「この人は落ち着きがない」「慌てて説明している」「こちらのペースに合わせてくれない」と捉えるからです。

 第1回目の「緊張を克服する方法」に続き、第2回目では早口を克服する方法を3つのステップに分けて紹介します。

 

ステップ(1)「最初の10秒だけ」ゆっくり話す

 第一段階は「冒頭の10秒をゆっくり話す」ことです。それだけで、聞き手の印象はかなり変わります。

 聞き手が「早口だな」と感じるのは、ほとんどの場合はスタートの部分です。早口で話し始めると、その後、いくら話すスピードを緩めても「早口な人」という印象を変えるのは難しいのです。自動車が急発進したとき、同乗者が「この人は運転が荒い」と感じるのに似ています。

 しかし、最初の10秒間だけゆっくり話せば、その後のスピードは気にしなくても問題ありません。自動車がゆっくり発進すれば、徐々にスピードを上げても「運転が荒い」と思う人がいないのと同じです。

 話す側の意識も最初の10秒で変わります。最初にゆっくり話すペースを作っておくと、その後も自然とゆっくり話すようになります。

 10秒の目安としては、… 続きを読む… 続きを読む

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眞山 徳人

眞山 徳人

1981年東京生まれ。監査法人トーマツ(現・有限責任監査法人トーマツ)での経験を経て、合同会社ebsを設立。現在、合同会社ebs副代表、公認会計士。2016年5月に行われた日本最大のスピーチコンテスト全国大会(トーストマスターズインターナショナル主催)にて優勝。以後、公立小学校でのスピーチ授業や経営ゲームといった子供向けのコンテンツから、大手企業向けの社内研修のプロデュースに至るまで、幅広い層に向けてビジネススキル・コミュニケーションスキルのレベルを高めるための活動を続けている。主な著書に「スピーチ・ツリー~どんな場面でも人前でブレずに話せる技術~(洋泉社)」。
(編集:株式会社ネクストアド)

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