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「歩けば歩くほど健康になる」は間違い
2016.03.04

健康を保つためにちょうど良い運動とは

「歩けば歩くほど健康になる」は間違い

著者 小島 高広

 「健康寿命」という言葉が注目されています。健康寿命とは、介護を必要とせず、自立した生活ができる期間のことを指します。「いかに長生きするか」よりも「いかに健康な状態で人生を送るか」という点により多く価値を見出す指標です。

 健康を維持し増進させるためには、一定以上の「運動」が欠かせないことは広く認められているところです。しかしそのためにどれぐらいの運動量が適切なのかは、さまざまな説や意見があり、これと言った定説がありません。

 健康ではありたいけれど、できれば運動に割く時間は少なく済ませたいものです。健康を維持するための最低限の運動とは、どの程度なのでしょうか? 今回は、「健康のための運動」について考えます。

 

週に150分運動、1,500分運動、死亡リスクはどう変わる?

 2015年4月、米国立がん研究所とハーバード大学と共同調査の結果として「長生きするための適切な運動量(The Right Dose of Exercise for a Longer Life)」と題された記事が、ニューヨークタイムズ紙のWeb版に発表されました。約66万人を対象に運動量と健康データ、また死亡率などの情報を分析した結果に基づいて、運動量と死亡リスクの関係を導き出すという、大変興味深い内容です。

 この研究は、対象者の1週間あたりの運動量を、「まったく運動を行わない人」から、「“推奨される運動量”の10倍以上の運動を行っている人」まで何層にも分け、健康データを死亡記録と比較するというものです。なお、ここでいう“推奨される運動量”とは、週に150分(2時間半)の運動を指します。

 そしてこの研究の結果、「運動量は“推奨される運動量”以下だが、少しは運動した」グループは、「まったく運動しない」グループよりも、早世リスクが… 続きを読む… 続きを読む

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小島 高広

小島 高広

フリーライター

長年BPOサービス企業にてサービスマネジメントやセールスプランニング、システム設計に携わり、サービス現場では「人」の重要さも痛烈に経験する。ビジネスとIT、そして人の視点から、論理と経験に基づいた記事を執筆中。

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