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呪いの妖刀か、破邪の剣か?妖怪斬り「にっかり青江」
2015.04.22

伝説の日本刀~知られざる名刀ヒストリー第2回

呪いの妖刀か、破邪の剣か?妖怪斬り「にっかり青江」

著者 かみゆ歴史編集部

 美術館や博物館で日本刀をご覧になったことはあるだろうか。よく研ぎ澄まされた刀身は鏡のように美しく、数百年前に作られたものとは思えない輝きを放つ。古来よりこの日本刀の輝きには覇邪の力があると信じられていた。そのため、日本刀には神々にまつわる逸話や、妖怪退治の伝説がいくつも残っている。

 今回登場する名刀も、奇っ怪な妖怪伝説を持った一振りだ。その名も「にっかり青江(あおえ)」。一風変わった名前だ。切れ味を賞賛するなら「ざっぱり」とか「すっぱり」とか、ほかにもいいようがあるのではと思う人もいるだろう。

 そんな一見お気楽な名前の日本刀だが、この名前がにっかり青江が持つ不気味な妖怪伝説に繋がる。

 

夜道に現れる妖怪を一刀両断

 にっかり青江の最初の持ち主として名前が挙げられるのは、中島某(それがし)という現在の滋賀県近江八幡市周辺を治めていた領主だ。

 ある時、町はずれに夜ごと不気味な化け物がでると聞いた中島は、刀工・青江一派が打った太刀を帯びて様子を見に行った。夜道を歩いていると、子どもを抱えた女がこちらにやってくるではないか。女は中島の側まで歩み寄ると不気味に「にっかり」と笑い、子どもを下ろして「殿様に抱いてもらいなさい」といった。

 その様子に怖気を感じた中島は、これが件の化け物であると悟り、子どもの首を青江の太刀で切り落とした。すると、今度は女が… 続きを読む… 続きを読む

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かみゆ歴史編集部

かみゆ歴史編集部

歴史コンテンツメーカー

歴史関連の書籍や雑誌、デジタル媒体の編集制作を行う。ジャンルは日本史・世界史全般、アート、日本文化、宗教・神話、観光ガイドなど。おもな編集制作物に『日本の山城100名城』(洋泉社)、『一度は行きたい日本の美城』(学研)、『戦国合戦パノラマ図鑑』(ポプラ社)、『系図でたどる日本の名家・名門』(宝島社)、『大江戸今昔マップ』(KADOKAWA)、『国分寺を歩く』(イカロス出版)など多数。お城イベントプロジェクト「城フェス」の企画・運営、アプリ「戦国武将占い」の企画・開発なども行う。公式サイトはwww.camiyu.jp

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