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知っておきたい「クラフトビール」のおいしさ
2015.03.30

お酒の粋なたしなみ第2回

知っておきたい「クラフトビール」のおいしさ

著者 堀籠 しゅん

 最近、コンビニやスーパーなどでも見かけるようになったクラフトビール(Craft Beer)。そもそもクラフトビールとはどのようなビールで、普通のビールとはどのように違うのか? その種類や魅力を迫ります。

 

クラフトビールとは高品質ビール

 クラフトビールとはもともとは小規模なビール醸造所でビール職人さんに造られたビールのことで、「手工芸品(Craft)」にたとえて、クラフトビールと呼ばれています。

 日本にクラフトビールが登場したのが1994年、ビールの酒税法が改正され、最低製造数量が2,000キロリットルから60キロリットルへと引き下げられたことで、小規模生産でも販売が可能になったのがきっかけです。いわゆる規制緩和です。これによって、日本全国に地ビールブームが湧き起こったのですが、いつの間にか消えていってしまいました。なぜなら、話題性だけが先行する一方で、品質を保つ技術が未熟で、味がイマイチだったり、観光地の名前が付いた高いだけのビールという評価などもあり、その多くが何度もリピートして飲みたいビールにはなれなかったのです。

 その後、まったくと言っていいほど、地ビールは話題にもならない時代を過ごしました。そして完全に忘れ去られたかと思われた2004年頃を境に、小規模生産のビールは徐々に売り上げを伸ばしていくのです。

 それは、低レベルの醸造業者が淘汰されていき、残った業者が醸造技術を磨き、高品質なビールの生産を可能にしたためです。さらには、ベルギービールをはじめ海外の高品質ビールに対して、それなりの金額を払うことに抵抗がなくなったことも挙げられます。美味しいビールが飲めるなら、たとえ一般のビールよりも高くとも支払ってもいいという愛飲家が増えたということです。

 

代表的なクラフトビールの味とは

 クラフトビールはこれまで、百貨店や高級スーパー、大手酒店、ネットショップでないと購入できないものでした。言わば“クラフトビール通”だけのものでしたが、ここ2~3年では、コンビニや一般的なスーパーでも普通に見かけるようになりました。

 中でも特筆なのが「よなよなエール」で知られるヤッホーブルーイング(長野県軽井沢町)です。「水曜日のネコ」(発泡酒)や「インドの青鬼」など、そのユニークなネーミングとパッケージも手伝って思わず手に取ったことがある人もいるのではないでしょうか?

 もちろんユニークさだけではありません。「よなよなエール」は、… 続きを読む… 続きを読む

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堀籠 しゅん

堀籠 しゅん

フリーライター

流行通信勤務後、フリーランスとなりマガジンハウス、集英社、講談社などで編集・執筆を担当。航空会社情報誌、企業PR誌で国内外を回る。『シングルモルトファン』、『シングルモルトファン2』(共にコスミック出版)の編集・執筆を行う。近著は『宮城の法則』(リンダパブリッシャーズ)。メンズファッション、グルメ、ホビー、トラベルが得意ジャンルで、書籍やWEBにて活動中。

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