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ラスベガスを抜いて今や世界一!カジノ都市・マカオ
2015.01.27

大人の愉しみ 世界の2大カジノ探訪第2回

ラスベガスを抜いて今や世界一!カジノ都市・マカオ

著者 谷垣 吉彦

 16世紀にポルトガルの植民地となり、1999年にようやく中国に返還されたマカオは、歴史的にも政治的にも数奇な運命をたどってきた。同じ東アジアに位置するため、カジノ導入を検討する日本のモデルともなり得る。

 ビジネスとしても、利用する側としても魅惑的なカジノ。初回のラスベガスに続き、今回はマカオを紹介する。

 

やはり窮余の一策だったカジノ導入

 マカオは香港から60kmほど西側にある都市で、中国大陸に連なる半島部と、橋でつながるタイバ、コロアン両島で成り立っている。人口は約56万6千人(2013年)、面積は東京都府中市よりやや小さい28.6平方kmと、ごく小さな自治区だが、訪れる外国人観光客は年間2,932万人(2013 年)にのぼる。

 カジノを目当てにやってくる大量の観光客がもたらす経済効果は大きい。2014年の売上は3,515億2,100万香港ドル(約5兆4,647億円)とダントツの世界一で、カジノの街として名高いラスベガスの8倍近くにもなる。このカジノ収入にマカオ政府は40%の税金を課しており、実に歳入の80%を賄っている。

 なぜこの土地にカジノができたのか。それはマカオがポルトガル領であった過去が大きく影響している。

 マカオがポルトガルの植民地になったのは、大航海時代の1557年とされる。以降、地域の主要港湾都市として発展してきたが、1842年に香港が英国に割譲され開発が進められると、一転して経済的な苦境に追い込まれた。そこで窮余の一策として、ポルトガル・マカオ政庁が導入したのが、賭博の合法化である。

 この政策が当たってマカオは一気に息を吹き返し、さらに近年の中国経済の発展を受けて急激な拡大を続けてきた。2010年に1,883億4,300万香港ドル(約2兆9,206億円)だった売上が、2013年には3,607億4,900万香港ドル(約5兆8,6123億円)と2倍に拡大する凄まじさだ。

 

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谷垣 吉彦

谷垣 吉彦

フリーランスライター

アダルト層向け商品の販促プランニングや、経営・医療系書籍の企画・立案・執筆など、幅広い分野でライターとして活動する。大阪ミレニアムミステリー賞を受賞するなど、エンターテイメント分野での実績も評価されている。

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