東京ではあまり見られないが、大阪には冗談のような、あるいは単なるシャレで付けたような、ユニークな店名が多い。しかも、それらの店がしっかり美味しく、行列もできているのだから驚く。
今回は、大阪で増加しつつある「変な店名だけど行列ができる美味しいラーメン店」の中から、今年オープンしたオススメの店を紹介する!
がっつり貝出汁、トッピングも豊富でお得「醤油と貝と麺そして人と夢」(JR神戸線『塚本駅』(169m):2016年2月16日オープン)
ひと昔前のヒット曲「部屋とYシャツと私」「恋しさと せつなさと 心強さと」を彷彿とさせる繋ぎ店名。基本メニューの「中華そば」は、関西ローカルご当地のラーメン「高井田系ラーメン」(極太麺で醤油が効いたスープ)風と聞いていたが、それは次回以降に回し、店名にも入っている貝出汁系の「鳥と蛤(はまぐり)の塩らぁめん」を注文した。
これが予想以上にがっつり貝出汁が効いて実に美味しい。関西では東京以上に、というよりも東京よりも先行して貝出汁系が増えているが、これもそのひとつ。トッピングはでかい蛤3個と鶏チャーシュー2枚、メンマと九条葱がのり、出汁には蛤をがっちり効かせて800円はお得感がある。ここまでおいしく食べさせてくれるなら基本メニューも、他のメニューも美味しいに違いない。また寄りたくなってきた。
店名に反して、上品かつ繊細な味わい「燃えよ麺助」(大阪環状線『福島駅』(99m):2016年4月23日オープン)… 続きを読む