Bizコンパス

横浜家系の本流「吉村家」と直系3軒のラーメン店を巡る
2019.04.17

ラーメン評論家・大崎裕史の「ラーメン最前線」第121回

横浜家系の本流「吉村家」と直系3軒のラーメン店を巡る

著者 大崎 裕史

「横浜家系ラーメン」という言葉は、そろそろ全国で知られてきた。しかし、知名度が高まり、家系を名乗る店が増えるにつれ、その“質”も玉石混淆になってきた。

 今回は、そんな今だからこそ、「横浜家系」の本流であり、王道の「総本山」と、その直系のラーメン店を紹介したい。

 

そもそも家系ラーメンとは?

「横浜家系ラーメン」とは、横浜にある「吉村家」を総本山とする「豚骨醤油ラーメン」の総称。店名に「○○家」と「家」が付くことから「家系」と呼ばれ、圧倒的に横浜市に多かったため「横浜家系ラーメン」とご当地ラーメン風に呼ばれるようになった。

 横浜家系ラーメンは、大きく「吉村家」系と「壱六家」系に分かれる。今回紹介するのは、「吉村家」の系統の店である。

 「吉村家」系の特徴は、濃厚な豚骨鶏ガラスープに醤油を効かせたスープ、油は鶏油(ちーゆ)。麺は中太平打ち麺で啜りやすいように麺は短めで約20cmほど。一般の麺は30cmくらいある。トッピングは海苔、ほうれん草、チャーシュー。メンマやなるとはない。麺の固さ、タレの濃さ、油の多さなどを指定できる。たとえば、“麺カタメ濃いめ油多め”、あるいは“薄めあとは普通”など。

 また、卓上調味料が… 続きを読む… 続きを読む

続きを読むには会員登録が必要です

大崎 裕史

大崎 裕史

株式会社ラーメンデータバンク取締役会長 日本ラーメン協会理事

毎年駒沢オリンピック公園で開催されている東京ラーメンショー実行委員長。自称「日本一ラーメンを食べた男」(2019年8月で約25500杯)として雑誌やテレビに出演。ラーメン集合施設やカップ麵などの監修も多数の実績あり。著書として「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)、「無敵のラーメン論」(講談社現代新書)、他。

関連キーワード

SHARE

関連記事