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バブル時代を走り抜けた「奇才」マツダRX-7
2013.10.21

名車伝説!「走りを忘れられない大人たちへ」第7回

バブル時代を走り抜けた「奇才」マツダRX-7

著者 谷垣 吉彦

 若者がバカなことをたくさんやるように、社会が若い活力にあふれている時代には、企業も「冒険的なバカ」をたくさんやってしまうものです。ロータリーエンジン車であるRX-7の開発・販売は、マツダが誇るべき、そんな「冒険的な愚行」といえるかもしれません。1980年代後半から1990年代初頭にかけて、そんなバカに社会が熱狂した時代がありました。

 

米国では「プアマンズ・ポルシェ」

 RX-7はかつてマツダが製造していたスポーツカーです。1978年に「サバンナRX-7」の名前で登場したこの車は、当初から「ロータリーエンジン」という世界でもほとんど類を見ない特徴を持っていました。
 一般のレシプロエンジンがピストンの往復運動によってエネルギーを生み出すのと違い、回転運動でエネルギーを作り出すのがロータリーエンジンです。レシプロエンジンに比べて、加速がスムーズなうえ、小型軽量でも高出力が出る、というメリットがあるため、スポーツカーにはもってこいのエンジンといえます。

 RX-7のスタイルは、デビュー当時から低重心の車体に、点灯時以外は収納されているリトラクタブルライト、お尻にはリアスポイラーと、全身これスポーツ車というテイストで変わりません。見かけだけでなく、小型軽量かつ高出力のエンジンを車体中央に搭載したRX-7は、走行性能にも優れていて、米国ではコストパフォーマンスの良さを含め「プアマンズ・ポルシェ」と呼ばれたほどです。
 ある種の「悪口」ともいえる愛称ですが、海外で高く評価されたのは事実で、辛口が自慢の米スポーツカー専門誌「スポーツカー・インターナショナル」もRX-7を1970年代のスポーツカーでは7位に、1990年代では10位にランクしています。… 続きを読む… 続きを読む

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谷垣 吉彦

谷垣 吉彦

フリーランスライター

アダルト層向け商品の販促プランニングや、経営・医療系書籍の企画・立案・執筆など、幅広い分野でライターとして活動する。大阪ミレニアムミステリー賞を受賞するなど、エンターテイメント分野での実績も評価されている。

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