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あの街にゼロコストで住む! 賃貸併用住宅という選択
2013.09.08

住まい購入の裏技、こっそり教えます第2回

あの街にゼロコストで住む! 賃貸併用住宅という選択

著者 谷垣 吉彦

 一つの土地にマイホームと賃貸住宅を一体として建てたものが「賃貸併用住宅」です。住まいの購入費用を賃貸部分の家賃収入でまかなえるほか、税制や将来性など、さまざまなメリットが注目されて、昨今人気が高まっています。メリットだけでなく、注意点やデメリットなど、さまざまな角度から検証してみました。

 

温故知新? 実は古くからあるシステム

温故知新? 実は古くからあるシステム 「大家さんと賃借人(店子)が一つ屋根の下に住む」という住まいの形態は、実は特に新しいものではありません。落語などでしばしば語られるように、日本では古くから親しまれてきたシステムです。プライバシーを重視する人が増えたことからすたれてきましたが、近年になってふたたび注目されるようになったのは、建築技術の進歩とともに、社会情勢の変化も大きいと考えられています。
 不況が長引き、雇用が不安定になる中、長期ローンを組むことに不安を抱き、住宅購入をあきらめる人や、理想より小さな家、不便な街を選ぶ人も増えています。そんな人たちにとって、家賃収入が見込める賃貸併用住宅が、リスクヘッジとしても大きな魅力を持つのは、自然なことと言えるでしょう。
 一方、ネックと考えられてきたプライバシーの問題も、新しい工法・技術により、「人目が気にならない間取り」や「防音性の高い構造」などが実現できるようになってきたため、賃貸併用住宅に対するハードルがずいぶん低くなりました。その結果、賃貸併用住宅を導入する人が増え、大手のハウスメーカーなどでも、積極的に商品展開する動きが見られます。
 特に、物件価格が高くなりがちで、賃貸需要の大きい都市部では人気が高まっており、積水ハウスでは2009年下半期に首都圏で契約した3・4階建て住宅のうち、実に25.46%が賃貸併用住宅だった、と報告しています。

 

優遇税制! 将来性! 多彩なメリット

 賃貸併用住宅の一番大きなメリットは、家賃収入を住宅ローンの返済に充てられることです。賃貸住宅部があるため、建築資金は自宅のみを建てるのに比べて、3倍以上にふくらむこともありますが、うまく管理経営できれば、年間ローン支払額を上回る家賃収入を得て、実質負担ゼロで新しい家に住むことも可能となります。
 優遇税制が適用されるのも賃貸併用住宅のうれしいところ。… 続きを読む… 続きを読む

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谷垣 吉彦

谷垣 吉彦

フリーランスライター

アダルト層向け商品の販促プランニングや、経営・医療系書籍の企画・立案・執筆など、幅広い分野でライターとして活動する。大阪ミレニアムミステリー賞を受賞するなど、エンターテイメント分野での実績も評価されている。

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