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「AI」の導入が進まない“ある分野”とは
2017.05.15

海外IT動向ウォッチング 2017年4月~2017年9月第6回

「AI」の導入が進まない“ある分野”とは

著者 Infostand

 ちょっと前まで未来の話のように思われていた産業でのAI(人工知能)活用が、既にさまざまな分野で始まっています。大手のクラウドサービスが続々とクラウドでAI機能を提供するようになり、想像以上のピッチで進んでいるのです。

 AIはさらに利用シーンを広げていきそうですが、その一方で一部の分野では、AIの導入が進んでいないようです。

 

ビールにテレビ番組、AIが劇的に効率化

 ブルームバーグの記事「Beer, Bots and Broadcasts: Companies Start Using AI in the Cloud(ビール、ボット、放送:クラウドでのAIの利用を始める企業)」は、実際にAIを活用している産業界の事例を紹介しています。

 まず、最初の米国のビール会社デシューツブルワリーは、センサーで醸造タンクの温度をモニタリングして、一定以下になるとアラームが出るシステムを導入しています。このシステムは、温度の異常を警告するだけでなく、醸造プロセスの停止や開始の管理まで行い、ビールの品質改善に役立つといいます。

 また、テレビやWebで政治番組を放送している米C-SPANは、画像認識技術を利用して映像に登場する人物を自動的に識別するシステムを導入しました。10万人近い政治家や政府関係者のデータベースと照合して、画像に出ている人物が誰であるかを見分けます。システム導入前は、登場した人物のキャプションを人手で入れていましたが、自動化によって、時間を大幅に節約でき、放送するイベント全てにタグ付けが可能になったといいます。

 記事ではこのほか、写真共有サービスのピンタレストがAIの画像認識を利用してユーザーが類似の写真を探せるサービスや、ジョンソン&ジョンソンが求職者のスキルを元にAIで職種を振り分けるシステムなどを紹介しています。

 

クラウドが高価なAIを選択肢に加えた

 こうした産業界でのAI活用の活発化には、自社内でゼロから開発するのでなく、クラウド事業者がAIパワーを提供するようになったことが大きい、とブルームバーグは指摘します。… 続きを読む… 続きを読む

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