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犯罪被害者に聞き取り調査をする「ロボット弁護士」
2017.03.27

海外IT動向ウォッチング 2016年10月~2017年3月第21回

犯罪被害者に聞き取り調査をする「ロボット弁護士」

著者 Infostand

 AI(人工知能)の活躍の場は、コンシューマー向けのアシスタントから、コールセンター、ビッグデータ分析まで広範囲にわたりますが、司法・警察の領域でも力を発揮しそうです。

 英ケンブリッジ大学の学生たちが、法律の知識を持ち、犯罪被害者から状況の聴き取りをするAIを開発しました。被害者とチャットで話したあと、警察の捜査に引き継ぐ「チャットボット」で、その名も「ローボット」(LawBot)です。

 

法科学生たちのアイデアで誕生

 ローボットを作ったのは、ケンブリッジ大法科の4人の学生たちで、性的犯罪の研究をしているうちに、被害者に無料の法的アドバイスを提供することを思いついたといいます。目的は、被害者とのチャットのやり取りから、犯罪が起きたかどうかを明確にし、警察がスムーズに対応できるようにすることです。

 学生たちは、外部のITやAIの専門家の協力を得ながら6週間でローボットを構築し、昨年10月にウェブサイトとして公開しました。サイトでは、メリットをこう説明しています。

・いつでも好きなときに
 ローボットは、どこからでも、仕事をしていてもアクセスできます。

・迅速で苦痛をもたらさない
 イライラさせられることも、退屈な内容調べもありません。ただ内容をアップロードしてレビューするだけです。

・高い精度
 時間を奪われ、長い1日をかけて無駄になることが心配でしょうか? ローボットは、ほかのやり方では、見過ごされるような問題でもちゃんと発見します。

 チャットボットは、テキストや音声で人間とチャットのできるプログラムです。チャットボットといえば、かつて「人工無脳」というものがありました。一見意味がありそうながら、相手の言葉を繰り返して適当につなぐだけのプログラムでした。

 しかし、今は最新のAIの力で、人間の話をきちんと聞いて、人格さえ感じさせます。そのチャットボットで、親身になって話を聞く弁護士の役を果たそうというのです。

 

開発での課題

 ローボット開発のマネージングディレクターで、21歳の学生、ルドヴィグ・ブル氏は、英国の法律ニュースサイト、リーガル・フィーチャーズに次のように語っています。… 続きを読む… 続きを読む

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