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人手不足を解決?人とドローンが協業した配達システム
2017.03.13

海外IT動向ウォッチング 2016年10月~2017年3月第20回

人手不足を解決?人とドローンが協業した配達システム

著者 Infostand

 オンライン通販の拡大によって宅配荷物が急増し、ドライバーが不足するという深刻な事態になっています。そのため、米アマゾンなどが実用化へ向けて実験を続けている宅配ドローンに期待が集まっています。

 しかし、ドローンが荷物を運ぶようになったら、今度はドライバーが皆失業するのではないかとの懸念を持つ人もいます。ご心配なく。米国の貨物運送大手UPS(ユナイテッド・パーセル・サービス)がドライバーとドローンがコラボレーションして仕事をする実用実験に成功しました。

 

宅配のラストワンマイル

 ドローン宅配は、アマゾンが2013年に計画を発表して知られるようになりました。米国では同社よりも先に米セブン-イレブンが昨年11月から、食料品や飲料などの商品テスト配達を実施しており、アマゾンは先を越されたかっこうです。そのアマゾンは12月、英国で一般顧客(ベータテスター)向け配達を開始しています。また日本でも、千葉市の幕張新都心や、福岡市、愛媛県今治市の島しょ部などで実証実験が行われており、ドローン配達の実現も目前のようです。

 世界最大手のUPSも、こうした動きを追っています。同社が行った実験は、配達先の近所までトラックで荷物を運び、あと数キロというところで、ドローンにバトンタッチするというものです。いわば“宅配のラストワンマイル”をドローンに任せるという方式です。

 テストの模様は動画で見ることができます。配達用の車両の荷物室の屋根にドローンをセットし、ドライバーが下からカゴに荷物を載せます。端末のタッチスクリーンのボタンを押すと、ドローンが目的地に向かって飛び立ちます。飛行は完全自律で、荷物を運んだあとは、トラックとの落ち合い地点に帰ってきます。その間、ドライバーは別の荷物の配達ができるのです。

 使用した米国製ドローンは最大積載量10ポンド(約4.5キロ)、飛行時間30分で、配達後にトラックへ戻ってきた時に再充電されるので効率的です。

 

年間5,000万ドルのコストを削減

 UPSの狙いは漠然とした自動化ではなく、業務を分析して組み立てた、非常に具体的なものです。UPSのマーク・ウォレス・グローバルエンジニアリングおよびサステナビリティ担当上級副社長は、このテストの意義について、こう説明しています。… 続きを読む… 続きを読む

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