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メコン地域の中心であるタイのIT事情
2013.08.09

注目を集めるアジア諸国の最新現地IT事情第3回

メコン地域の中心であるタイのIT事情

著者 江口 晋太朗

 名目GDPの高さなど、メコン地域の貿易の中心として大きな注目を浴びているタイ。日本企業の進出も盛んだが、東南アジア全域へのさらなる成長を図るための基盤とするべく、現地のIT事情をおさえておこう。

 

タイの現状

 首都をバンコクに構え、人口6408万人を抱えているタイは、東南アジアに位置する立憲君主制の国家だ。東にカンボジア、北にラオス、西にミャンマーがあり、メコン川流域にある国の中において中心的存在を果たしている。

 名目GDPは約3460億ドルで、一人当たりのGDPは約5395ドル。首都圏の労働者のひと月あたり平均賃金は約286ドルとなっており、メコン地域の中でも突出して高い。豊かな経済圏を築いているタイは、北にあるベトナムやラオスへ続く南北回廊と、東にあるカンボジア、西にあるミャンマーをつなぐ東西回廊の交差点として、資源や工業製品の輸出入など、地域全体の産業集積地として機能している。

タイの現状
南北回廊と東西回廊の交差点としてのタイ。カンボジアやラオス、ミャンマーなどの各地域から資源を集め、それらをもとに輸出入を図っている。

 

メコン地域の通信事情

 タイは固定電話加入数が100人あたり約10回線であり、日本の50回線に比べると低い。しかし、カンボジアの3.7やラオスの1.7などメコン地域の近隣国と比較すれば、決して低い数字ではない。携帯電話加入数を見ると、100人あたり113回線と非常に高く、一人が複数台を所持する傾向が見られる。しかし、インターネット利用率が約24%、パソコン保有率も7%弱であり、ネット環境の今後の発展余地は大きい。

メコン地域の通信事情

 タイの主な通信事業は他国に比べて規制が緩く、政府系の国内通信大手からタイ資本の事業者まで様々な事業者が通信産業に参入している。インターネット接続サービスに関しては、… 続きを読む… 続きを読む

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江口 晋太朗

江口 晋太朗

編集者

政治行政やスタートアップ、テクノロジー、デザイン、カルチャーなどの多様な領域とメディアを横断。雑誌やウェブサイトなどの編集から、PRコンテンツ作り、コンセプトワーク、企画設計などの事業支援を行う。

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