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クラウドの浸透でモダンになるERP
2014.02.25

海外IT動向ウォッチング第32回

クラウドの浸透でモダンになるERP

著者 Infostand

 ERP(Enterprise Resource Planning)パッケージといえば高額かつ多機能で、導入した後は10年単位の長さで使い続ける“高級品”のイメージがあるIT製品です。そのERPもクラウド化の波は避けられないようです。調査会社の米ガートナーは、これまでのカスタマイズ型ERPが2年後には「レガシー」になる、と予想しています。

 

ERPが「レガシー」になる?

 企業システムにおいて、財務や製造などの中核プロセスを請け負うERPですが、「企業は今、アジリティー(敏捷性)と高いレスポンス性を求めており、カスタマイズ型ERP実装は苦しい位置に追いやられている」といいます。そして、「2016年には(柔軟性に欠け、変化するビジネスのニーズを満たせない)『レガシー』になる」とガートナーは予言しています

 製品ライフサイクルが長いERPパッケージの代替になりうるクラウドソリューションが成熟してきました。既にSalesforceなどは業界で確固たる地位を得ており、エンタープライズSaaSの成功例といえます。この方向性は続くでしょう。さらに、「高額なわりに柔軟性がない、効果が分かりにくい」など、ERPに対して以前からくすぶっていた不満が、ERPのレガシー化に拍車をかけるとガートナーは読んでいます。

 ERPスイートは解体されて“ポストモダンERP”として、連携型で疎結合のERP環境に変化を遂げていくだろう。機能の多くは、クラウドサービス、あるいはアウトソースしたビジネスプロセスを利用することになる。

 

「ハイブリッドERP」の登場

 この予測を伝えたCIO.comの記事「Gartner: Today’s On-premises ERP Systems Will Soon Get the ‘legacy’ Label(オンプレミス型ERPがレガシーになる)」では、次のように解説します。… 続きを読む… 続きを読む

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