CRM、営業支援など、様々なソフトウェアがクラウドを経由して配信されるSaaSモデルが、セキュリティ分野にも拡大。クラウドベースのソフトウェアを拡大する要因ともなっています。調査会社のGartnerが発表した最新のレポートでは、2013年の同分野の市場規模は21億ドル。さらに2015年には31億ドルに成長すると予想しています。
SaaS浸透によりセキュリティもクラウドに
クラウドベースのセキュリティサービスの利用は、SaaSの導入拡大を受けたトレンドのようです。Gartnerでは次のように解説しています。
SaaSアプリケーションやその他のクラウドベースのサービスの全体的な受け入れが、企業におけるクラウドベースのセキュリティ制御の導入を促進している。クラウドベースのセキュリティはスタンドアロンの機能として提供されることもあれば、統合されたSaaSパッケージとして提供されることもある。マネージドセキュリティサービス(MSS)も、大企業におけるクラウドベースのセキュリティサービス導入を加速している。一方でMSS配信モデルはクラウドベースのセキュリティサービス需要の影響を受けており、セキュリティプロバイダが第一のMSSプレーヤーになっている。
SaaSのメリットであるインストール不要、容易な導入と管理、初期導入コストの低下、容易な拡張などは、クラウドベースのセキュリティでも同じです。… 続きを読む