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顧客の共感を得て社会に根差した企業となる戦略
2016.01.11

経営者が知っておきたいビジネスの話第7回

顧客の共感を得て社会に根差した企業となる戦略

著者 安部 徹也

 顧客と共通価値を生み出し、ビジネスの安定化を図るには、どのようにすれば良いのか?前回の記事では、企業が顧客と共通価値を創出し、安定的な業績を実現するための戦略プロセスとして、以下の2つをお伝えしました。

1.「企業の使命は社会問題の解決である」という意識を強く持つ
2.顧客のニーズを掘り下げ、独自のビジネスモデルを築く

 今回は、続く3つ目のプロセスとして『共通価値を測定する指標を定める』をお伝えしていくことにしましょう。

 

共通価値を測定する適切な指標を定めよう

 先ほど「『企業の使命は社会問題の解決である』という意識を強く持つ」と指摘しましたが、社会問題を解決しながらビジネスを展開する場合は、企業の売上や利益など事業価値を測る指標だけを管理すればいいというものではありません。

 そのような事業的な利益だけでなく、社会的な利益を図る指標も併せて把握していく必要があるのです。

 企業が顧客と共通価値を創出するビジネスに取り組む場合、社会的な利益の向上が先行し、事業利益を上げられるまでに、長い時間を要することも十分考えられます。

 もし、その事実を認識していなければ、短期的に利益が出ないと早々に事業から撤退を決断することもあるかもしれません。

 そこで、ビジネス活動の結果から生み出される社会的価値が、どの程度事業価値を押し上げるのかを事前に見積もって、長期的な視点から進捗を管理していく必要があるのです。

 たとえばパナソニックは、… 続きを読む… 続きを読む

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安部 徹也

安部 徹也

株式会社 MBA Solution 代表取締役

株式会社 MBA Solution 代表取締役。2001年MBAを取得後、経営コンサルティングの事業で起業。近著に『最強の「イノベーション理論」集中講義』 (日本実業出版社)や『ぐるっとマーケティング』(すばる舎リンケージ)などがある。

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