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働きたくない、遊びたい!?「愛媛県」の不思議
2016.01.09

ビジネスに役立つ全国お国柄辞典第20回

働きたくない、遊びたい!?「愛媛県」の不思議

著者 谷垣 吉彦

 狭いようで意外に広い日本。土地に根付いた県民性には興味深い違いがたくさん見つかります。お付き合いする中でNGとなることや、知っていると喜ばれることなども多々ありますから、各地域に対する理解がビジネスの成否を決めることも!

 本連載では「ビジネスに役立つ全国お国柄辞典」と題し、各都道府県における「知られざるルール」を紹介します。第20回は「愛媛県」を取り上げます。

 

ポンジュースと伊達公が愛したじゃこてん

 四国の西端にある愛媛県の県庁所在地は松山市。瀬戸内海に面していることから沿海部は工業が盛んで、人口は四国でもっとも多い約139万人(2015年2月1日時点)にのぼります。

 愛媛県の名産品の一つ、みかんをジュースにしたのが「ポンジュース」。県内では特に愛好されていて、同県の家では蛇口をひねるとこのジュースが出てくる、とまで言われるほど。これは一種の都市伝説だったのですが、PRのため「ポンジュース」を製造するえひめ飲料が松山空港などにこの「ポンジュース蛇口」を設置したことから、現実のものとなりました。この蛇口は各地に出張しており、スカイツリーに設置されたこともあります。

 海産物に恵まれた同県には魚介類を使った名物も豊富です。中でも小魚を骨ごとすり身にして揚げた「じゃこてん」は、地元でも愛される一品。全国どこの港町にでもたいていはあるメニューですが、愛媛のものは、伊達政宗の嫡男、伊達秀宗が江戸時代に同地の藩主となった際、故郷の味を懐かしんで作らせたという逸話もある名品です。秀宗は仙台の味を再現するため、わざわざ職人を呼び寄せたのだとか。

 近年ではこのじゃこてんに衣をつけてあげた「じゃこかつ」が登場。バンズに挟んでバーガーにするなどの工夫もあり、人気を博しています。

 同じく海の幸では「丸ずし」も同県の名物です。丸ずしとは… 続きを読む… 続きを読む

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谷垣 吉彦

谷垣 吉彦

フリーランスライター

アダルト層向け商品の販促プランニングや、経営・医療系書籍の企画・立案・執筆など、幅広い分野でライターとして活動する。大阪ミレニアムミステリー賞を受賞するなど、エンターテイメント分野での実績も評価されている。

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