勤勉は、日本人の代名詞です。中には早朝にジムに寄ってから出社し、退勤後はPTAの会議に駆けつける、といった、忙しい日々を送る人もいるかもしれません。
しかし、あまり多忙すぎると、精神的にも肉体的にもヘトヘトになって、壁に突き当たってしまう恐れもあります。いわゆる「燃え尽き症候群」です。
シカゴに拠点を置く臨床心理学者のアディア・グッデン博士は、“燃え尽き”の原因のひとつに、「職場」を挙げています。サポートやフィードバックなしに、従業員にプレッシャーを与えるような仕事では、往々にして従業員が燃え尽きることになるといいます。
どうすれば問題が大きくなる前に“燃え尽き”が防げるのでしょうか。その兆候を見つけるポイントを紹介します。
元記事:「How to stop burnout before it ruins your professional life」
1.どんな仕事も煩わしく感じてしまう
グッデン博士によれば、「燃え尽き」によく見られる兆候のひとつに、職場で定常的にイライラやフラストレーションを感じること、があるといいます。この場合、仕事量の多さや同僚に対する愚痴や不平不満を口にするというレベルではなく、どんな仕事を頼まれても煩わしく感じてしまう状態のことを指します。
このほか、いい仕事ができてないと感じたり、その仕事が自分の思い描いていたことと離れていると感じたり、誰かを手助けするような仕事をしていても、相手に共感できなくなっている場合も、兆候の一つです。
2. 成果があやふや、業務が多すぎてコントロールできない
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