「金持ちは運がいい」「金持ちは優遇されている」「金持ちは詐欺師だ」「金持ちはわがままだ」――こんな話をよく耳にします。ですが、それは根拠のない噂話以上のものではありません。
たしかに富裕層の人たちは、そのほかの普通の人たちとは、環境が大きく異なります。ですが、それは考え方や行動パターンが根本的に違うことが原因です。その結果、差が大きく開いていると感じられてしまっているのです。
今回は裕福な人たちが、自分たちを裕福たらしめている5つの資質について紹介します。
元記事:「What the middle class doesn’t understand about rich people」
1.辛い時期に耐えながら前進する
一般的な人たちは、すぐに快適さを求めてしまいがちです。物理面でも心理面や感情面でも、快適さを第一のゴールに据えてしまいます。
一方で裕福な人たちは、億万長者になるのはそう簡単ではなく、今、快適さを求めることで、代わりに将来が台無しになるかもしれないということをわかっています。そのため、不安定な状況が続くときでも、快適に過ごせる方法を身につけています。
たとえば、周囲が否定的な意見だったり、皮肉を言われたり、協力者がいなかったりする状況は、普通の人には快適とは言えないでしょう。しかし、裕福な人たちは、何もせずにお金持ちになれるわけはないということを知っています。そして、短期的な辛い状況を乗り越えられるタフな精神力を身につけ、それでも前進することが、ありあまる富を手に入れることにつながることもよくわかっているのです。
2. 「あの頃は良かった」と言わない
「あの頃は良かった」ということをつぶやく人は多いです。昔は今よりも美しく素晴らしい時代だった、というようなことは、いつの世代も言われ続けています。しかし、そういうことを言う人は、幸せを過去にしか求めていないという点で「破滅的」です。
一方で裕福な人たちは、未来志向であり、将来に対して楽観的です。彼らは過去を尊重し、過去から学びますが、同時に現在に生き、将来に夢を描きます。一代で財を成した億万長者たちが成功できたのは、自ら進んで自分自身に賭け、予測不能な未来に対して夢を思い描き、目標を立てたり、アイディアを形にしようとしたりしたからです。彼らは、達成に何年もかかるような目標の精査にじっくり時間をかけ、忍耐強く、自らが思い描く将来に向けて計画を立て、夢のイメージをふくらませるのです。
3. とにかく自分に自信がある
富裕層に対して、否定的な解釈や侮蔑的な決めつけがなされることはよくあります。典型的なパターンは、「ほかの誰よりも自分が優れていると思っている傲慢な人だ」というものです。
しかし実際のところ成功者は、… 続きを読む