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M&Aの前に確認しておきたい6つのリスクとは?
2015.11.04

あなたの企業も狙われている?M&Aの功罪とは第2回

M&Aの前に確認しておきたい6つのリスクとは?

著者 伊達 諒

 前回は、M&Aの件数が増えていることを踏まえ、M&Aとは何か、そして、M&Aの手法についてみてきました。今回は、M&Aのリスクについて解説していきます。

 

M&Aの態様

 M&Aをする場合、当事者としては、買収する側の企業と、買収される側の企業とがあります。また、事前に買収する側と買収される側の企業が話し合い、合意の上でなされる「友好的M&A」と、買収する側と買収される側の企業間で合意が形成されないままM&Aがなされる「敵対的M&A」があります。

 これらの態様によってリスクも異なってきますので、それぞれのリスクについてみていきましょう。以下に6つ紹介します。

 

(1)資金調達のリスク

 M&Aの方法が株式交換など、株式を交付する方法であれば、資金を準備する必要はありませんが、株式譲渡により株式を購入する場合や事業譲渡を受ける場合には、多額の資金が必要になります。特に、買収する企業の資産やキャッシュフローを担保に借入れをして買収する場合には、返済義務が生じるので、リスクが高くなります。

 このような買収をLBO(レバレッジド・バイアウト)といいますが、LBOを実施する場合には、買収後しっかりと返済できるか綿密に計画を立てる必要があります。

 

(2)事業継続のリスク

 事業継続のリスクとは、M&Aによって、従来の取引先が取引をしないと言ってきたり、取引条件の変更を求めてきたりするリスクのことです。従来の取引条件を維持できるのでなければM&Aをするメリットがない場合もあるので、事前に取引を継続してもらえるか確認しておくことが重要になります。

 特に敵対的買収の場合には、事前に取引先の意向を伺うことも難しく、買収自体を否定的に捉える取引先もあるので、注意が必要です。

 

(3)買収会社の潜在リスク… 続きを読む… 続きを読む

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伊達 諒

伊達 諒

エコノミスト、コンサルタント

日本銀行で金融機関の経営分析、厚生労働省で政策の調査業務などを経て、現在に至る。金融、経済、経営、会計、税、行政と幅広い分野での執筆活動をしている。MBA、CFP、1級FP技能士の資格を保有。

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