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住み込みヘルパーは必要?~シンガポールの子育て
2016.03.21

海外駐在員の子育て事情第4回

住み込みヘルパーは必要?~シンガポールの子育て

著者 中嶋 コウ

 シンガポールでは一般家庭でも利用されている住み込みヘルパー。そんな彼女達は主にフィリピンやインドネシア、ミャンマーからの海外労働者だ。最近は日本のニュースサイトでも、海外の住込みヘルパー事情に関しての記事を見かけるようになった。そこには保育園の待機児童数にも現れる、行き詰まった日本の子育て事情があるのかもしれない。

 いま日本では子育てがしにくいと言われている。自分の親のサポートが容易に得られず夫も残業で帰宅が遅い場合は、たとえ専業主婦でも子育ての負担が全て母親の肩にかかってしまう。シンガポールに住む子育て中の駐在員妻達も夫の不在が多く、サポートを得られぬまま育児中に孤立してしまう危険性があるのだ。

 そこで夫の赴任先での育児に住み込みヘルパーを利用すべきかどうかを探るべく、子育てで忙しい3人の駐在員妻にインタビューを試みた。どのみなさんも2人以上のお子さんを育てており、お子さんの年齢も家庭の背景もそれぞれだ。子育てに対する価値観や子育てステージにより、住み込みヘルパーの利用をどう捉えるか。まずはそれぞれの利用の仕方を紹介しよう。

 

住み込みヘルパー利用なしの専業主婦で子供2人のAさん

 Aさんはシンガポール在住歴7年の専業主婦で、化学関連企業勤務の夫、長男(8才)、二男(4才)の4人家族だ。Aさんに住み込みヘルパーについて聞くと、「日本人の感覚からすると、住み込みで他人が自宅にいることには馴染めないんですよね」という答えが返ってきた。日本人が共有する「安全性」や「清潔感」、「価値観」を、海外からの住み込みヘルパーに求めることを躊躇している印象だ。

 育った文化が違えば、何を良しとするかは違うのが当たり前。その違いが大きく、しかも相手側に明らかな問題が多くある場合、ストレスは膨らむ一方だろう。するとなんのためのヘルパーなのかわからなくなる。

 しかしそんなAさんも、… 続きを読む… 続きを読む

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中嶋 コウ

中嶋 コウ

フリーライター

海外書き人クラブ所属。英語及び異文化コミュニケーション研修講師、パーソナルコーチを経て、現在はシンガポール生活6年目。趣味は写真と書きものとバス移動。ローカルの日常を肌で感じ、その瞬間を切り取ることに生きがいを感じる。

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