重要なミーティングにも関わらず、何の準備もせずに参加する部下、業務そっちのけでメッセージの交換を続ける人たち、遅刻や早退が常態化している社員――。
こうした社員を目にしたとき、上司によっては、その場で声を上げて注意するでしょう。そうすることで問題を未然に防ごうとする上司もいますし、なかには特定の社員を叱って見せしめにすることで、自身の管理職としての立場を誇示しようとする上司もいます。
しかしいずれにせよ、他の社員の前で部下を叱るという行為は、必ず「しっぺ返し」を食らうものです。それも手痛い方法で。
元記事「One Thing Successful Managers Never Do In Public/BUSINESS INSIDER」
管理職としてやってはいけない叱り方とは
こんな名言を聞いたことはありませんか。「褒めるときは皆の前で、叱るときは1対1で」。この教えは特に、管理職に就く者に当てはまります。もしあなたが大勢の社員の前で上司に怒鳴られたら、どのような気持ちになるでしょうか。あなただけでなく、たいていの人がひどくみじめな気持になるはずです。
管理職に就く者にとって「何を言うべきか」「そしてそれをいつ言うべきか」を理解しておくことは、極めて重要な能力と言えます。
人前で叱るという行為や、叱られた人がその後きまりの悪い思いをしたり、恥ずかしい思いをしたりするという一連の流れは、結果的に効果的なマネジメントの手段とは言えません。上司によっては、部下というものは、いったん人前で怒鳴られると、2度と怒鳴られたくないという思いからやる気を出すと考えている人もいます。
しかし実際には、… 続きを読む… 続きを読む