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焼酎が1万円!?~インドネシアのアルコール事情
2015.12.06

読まずに飲むな!海外アルコール事情第9回

焼酎が1万円!?~インドネシアのアルコール事情

著者 田尾 蓮果

 インドネシアでは13,000以上の島々に、およそ300の民族が暮らしています。文化、風習、食に関しても民族によって異なりますが、今回はバリ島の人たちのお酒習慣、ばか高い輸入酒類関税、そしてそれに立ち向かう企業努力などをレポートします。

 

アルコールはほとんど飲まないバリ島民

 基本的にバリ人はアルコール類をほとんど飲まない。日本人のように晩酌をしたり、仕事帰りにちょっと一杯ということはまずあり得ないと言っていいだろう。

 「バリ島にはアラックという椰子酒とブルムというお米のお酒がありますが、宗教行事のときに男性が飲むくらいで、私たち女性はまず飲みませんね。バリの女性にはお酒を飲む習慣がないんです。だから外国人ツーリストが女性でもビールやワインを飲んでいるのを初めて見たときはビックリしましたよ」

 と言うのは、ホテルで働くバリ人女性のワヤンさんだ。仕事柄多くの外国人と接している彼女は、そのカルチャーギャップに驚くこともしばしばなのだとか。女性が外で働き、男性は近所の人たちと昼間から木陰に集まっておしゃべりしながら闘鶏用のにわとりをいじるのが伝統的なバリ人夫婦の姿。もちろん家事をするのも女性だ。そんな昔ながらの風習もあり、女性がお酒を飲むことなど考えられなかったのだろう。

 ただ観光開発が進むにつれ、南部の観光エリアではお酒をたしなむ若者も少し増えて来た。ビーチやクラブで酔っぱらっている姿を見かけることもあるが、これはごくごく一部だと思っていい。ほかの島から移り住んで来た子や出稼ぎに来た子も多い。大多数のバリ人は男性も女性も下戸か、それに近い状態なのだ。… 続きを読む… 続きを読む

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田尾 蓮果

田尾 蓮果

ライター

東京都出身。1992年インドネシア・ジョグジャカルタに語学留学後、バリ島に移住。旅行代理店勤務などを経て、1998年独立起業。日本語フリーペーパー「H.I.S.バリフリーク」制作編集のほか、昭文社「まっぷる」などガイドブックの制作にも参加。現在はフリーライター、イラストレーター、デザイナーとして活動中。海外書き人クラブ会員。著書は「バリ島極楽チャンプル」「バリごはん」(共にソニー・マガジンズ/旧ペンネーム:田尾たんぼ)。

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