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意外なリスクも!発熱・頭痛と鎮痛剤
2014.09.13

最新知識で最大の「資産」を守る 健康情報最前線第4回

意外なリスクも!発熱・頭痛と鎮痛剤

著者 谷垣 吉彦

 市販の鎮痛剤の中にも、実は意外な危険性を持つものがあります。薬局などで気軽に買えるため、利用する人が多いのですが、新しい研究では、高齢の方や心臓に病気を持つ方は使い方に注意した方がよい、という報告も出ています。安全に利用するため、効果や使い方について、しっかり再確認してみませんか?

 

そもそも鎮痛剤はなぜ効くのか?

 鎮痛剤がなぜ効くのかを説明するには、痛みを感じる仕組みから理解していただく必要があります。痛みはまず末梢神経によって感じ取られ、信号となって脳に伝わります。脳がその信号を「痛み」と認めると、人は苦痛を感じるのです。

 このはたらきには、さまざまな化学物質が関わっています。まず細胞が傷ついたり炎症を起こしたりすると、カリウムが放出されます。次にその放出が合図となって、痛みを増幅するプロスタグランジンやロイコトリエンといった物質が生成されます。さらに神経細胞からも痛みを強める物質が放出されることで、傷ついてしまった部位が腫れ、だんだんひどく痛むようになるのです。

 鎮痛剤にはいくつもの種類があり、さまざまな角度から、この「痛みを感知するシステム」や「痛みを増幅するシステム」に作用することで、痛みをやわらげてくれます。たとえば市販されている鎮痛剤の大半を占める、「非ステロイド系」は、痛みを増幅するプロスタグランジンの生成を抑えるお薬です。プロスタグランジンには他にも、発熱を促す作用や胃粘膜を守るはたらきもあります。そのためそういった作用を抑えてしまう非ステロイド系の鎮痛剤では、多くのものに解熱作用がある一方、胃粘膜を傷める副作用もあるのです。

 こういったはたらき方を見てわかる通り、鎮痛剤の効果を活かすためには、痛みを感じ始めたらすぐに飲むのがおすすめです。「痛くなったらすぐ……」というCMがありましたが、これは正解。なるべく早くに飲むことで、プロスタグランジンの生成量が少なくなるため、より効果的に痛みを抑えることができます。

 

市販薬にもある思わぬリスク… 続きを読む… 続きを読む

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谷垣 吉彦

谷垣 吉彦

フリーランスライター

アダルト層向け商品の販促プランニングや、経営・医療系書籍の企画・立案・執筆など、幅広い分野でライターとして活動する。大阪ミレニアムミステリー賞を受賞するなど、エンターテイメント分野での実績も評価されている。

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