IT基盤のクラウド移行が進み、ネットワーク経由で多様なサービスを利用する形態への進化が加速しています。それにともない、ネットワークの重要性がますます高まっていますが、「信頼性やセキュリティは万全であるのか」「最適なコストで運用されているのか」「社内に運用負荷がかかっていないか」など、検討すべき課題を多く抱える企業は多いのではないでしょうか。技術系人材サービスの大手であるテクノプロ・ホールディングスは、オーダーメイド型のトータル・ソリューションを導入し、拠点間ネットワークの最適運用を実現しました。同社が導入したサービスは、どのようなものだったのでしょうか。

【テクノプロ・ホールディングス株式会社について】

 2012年4月設立。国内および中国・東南アジア・インド・英国などで広く技術系の人材サービス事業を展開するテクノプロ・グループの持株会社としてグループの中心的役割を担っている。グループとしては、日系企業や研究機関などを主要な顧客とし、技術者・研究者の数や専門領域の幅広さにおいて国内最大規模の技術系人材サービスを展開。技術者派遣事業に加え、受託請負事業や教育研修事業などにも注力し、機電・IT分野やバイオ・再生医療分野の業務を受託する自社研究開発拠点への積極的な投資も行っている。

 

トラブル時の切り分けや復旧に時間を要しネットワークサービスの統合化が急務に

 テクノプロ・ホールディングス株式会社(以下、テクノプロHD)を親会社とするテクノプロ・グループは、国内外に約17,000人の技術者・研究者を擁し、2,000を超える企業や研究機関などに技術サービスを提供。機械、電気・電子、組込制御、IT、化学、バイオ、医薬、建築土木、エネルギーなど、産業界が求めるほぼ全領域をカバーし、約150の拠点を全国に展開する国内最大規模の技術系人材サービス・グループです。

 同グループの事業推進において、国内に点在する拠点やスタッフをつなぐITインフラの役割は極めて大きいものがあります。同社ITインフラ部で、その運用を統括するサルマ ビナヤ氏は、ITインフラ構築・運用のポリシーをこう紹介します。

「当社でお客様に技術サービスを提供している人材の多くは先進技術を持ったエンジニアですので、社内ITのインフラ構築・整備においても、先進技術の動向を注視しながら環境をアップデートしていくという考え方を持っています」

 ビナヤ氏が率いるITインフラ課では、2015年にデータセンター機能をNTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)のコロケーションサービスに移行し、ネットワーク整備も実施。しかし拠点間ネットワークの運用にいくつかの課題を抱えていました。

「インターネットVPNを利用してネットワークの集約はできましたが、機器の調達から管理までをすべて自社で行っており、担当者に大きな運用負荷がかかっていました。また、プロバイダ、ネットワーク回線、ネットワーク機器がそれぞれ異なるベンダーであったため、障害発生時の原因究明や復旧までに手間と時間を要することも問題となっていました」

 150拠点以上のユーザーを結ぶネットワークでもあり、「自らが運用するより、信頼性や実績のある企業のサービスを利用し、運用も任せる方向に舵を切るべきでは」と、ビナヤ氏は改善へ向けた方向性を打ち出します。

 

利用側も管理できる柔軟性の高さを評価しソリューションを選択… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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