2018年10月4日、5日の2日間、NTTコミュニケーションズは都内で「NTT Communications Forum 2018」を開催しました。そこでセッションの1つとして実施されたのが、デンソーでデジタルトランスフォーメーションを牽引する成迫剛志氏と、NTTコミュニケーションズのクラウド・エバンジェリストである林雅之氏のクロストークです。ここでは、その模様をレポートします。

 

“100年に1度の大変革期”は自動車業界だけじゃない

 100年に1度と言われる大変革期を迎えた自動車業界では、電動化や自動運転、あるいはネットワークに接続して新たな価値を生み出すコネクテッドカーの実現に向けた取り組みを加速させています。このような自動車業界における「デジタルトランスフォーメーション(DX)」に対応するべく、自動車部品メーカーである株式会社デンソー(以下、デンソー)の中でリーダーシップを発揮しているのが、MaaS開発部 部長兼デジタルイノベーション室 室長の成迫剛志氏です。

 NTT Communications Forum 2018では、成迫氏とNTTコミュニケーションズのクラウド・エバンジェリストである林雅之氏が「デジタルトランスフォーメーション推進のための組織づくり」というテーマでクロストークを展開しました。まず話題になったのは「我々は変革期に何をすべきか」です。

 成迫氏は「昨今は新しい技術が次々と出てきて、一気に普及したり安価に利用できたりする状況になっています。これにより、大きな変化が社会やビジネス、生活にものすごい勢いで起こっています」と話し、100年に1度の大変革は自動車業界だけではなく、全産業にわたって起こっているとのではないかと指摘します。

 その変革期にすべきこととして、成迫氏は「デジタルトランスフォーメーションによって、今までの延長線上にはないものを生み出すことを求められていると理解しています」と述べ、次のように続けました。

「たとえばタクシー事業者は、一般的に売上を伸ばすかコストを下げるか、どちらかをやりたいわけです。売上を伸ばすのであれば、乗り心地のいい車両を導入する、あるいはコストを下げるのなら燃費のいい車両に変えるなどの施策が考えられます。しかしながら、そこにいわゆる“ディスラプター”、破壊的イノベーションを起こすプレイヤーとしてUberが出てきたわけです。我々はこのUberのような、まったく新しい軸で事業に飛び込んでいくといったことを目指しています」

 

アジャイル開発を実践するために開発チームを立ち上げ

 ディスラプターと呼ばれる、市場を破壊するようなイノベーションを起こすスタートアップは、どのようにして生まれるのでしょうか。これについて成迫氏は、… 続きを読む

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Bizコンパス編集部

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