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Bizコンパス

昭和にヒント! データ活用によるマーケティングの未来
2016.07.08

デジタライゼーションの未来形第2回

昭和にヒント! データ活用によるマーケティングの未来

著者 Bizコンパス編集部

 第1回ではデータ活用をテーマにとりあげましたが、データ活用が高度化する中で、マーケティングの世界が大きく変わろうとしています。今回は、古海寛氏、佐々木克明氏、南郷史朗氏、本多英基氏という専門家の方々に、デジタルマーケティングによって、未来のビジネスはどのように変わっていくのか、お話を伺いました。

 インターネットの登場、そしてスマートフォンの普及は企業と顧客のコミュニケーションを大きく変えましたが、今後ビジネスを成功させるためには、マーケティング活動をどのように展開すべきか。そのヒントを探ります。

本記事の最後より、最先端のデジタルマーケティングの取り組みをご紹介する「未来へのヒントとなる事例集」がダウンロードできます。

 

これからのマーケティングのヒントは昭和にあった!?

――マーケティングテクノロジーの進歩とともに、企業と顧客のあり方も変化しつつあると言われています。デジタルマーケティングの専門家として、古海さんは多数の企業を支援してきた実績があると伺っていますが、未来に向けて企業のマーケティングはどのように変わっていくとお考えでしょうか。

古海 私自身は、マーケティングは昭和に戻っていくんだなと感じています。どのようなことかと言いますと、たとえばサザエさんに出てくる三河屋さんは、サザエさんの家族構成を把握しているし、昨日注文した品物も分かっている。

 それどころか、以前注文を受けた醤油がそろそろ無くなる頃だとか、どの商品が好みかといったことまで理解できているのです。このように、昭和の時代は魚屋さんや八百屋さんといったそれぞれのお店が顧客1人1人を理解していて、その人が何を求めているのかも知っていたと思うんですね。

 消費者側には町内のコミュニティがあり、何かあると井戸端会議で噂が広がって評判が一気に落ちてしまう。だからお店は、顧客との結びつきを強化しようとするわけです。今で言うエンゲージメントですよね。

 その後流通が変化したことで、日本全国で同じテレビCMを展開し、1人1人のニーズに関係なく、一方通行でばらまいていく。そういったマーケティングが続いてしまい、いつの間にかそれが当たり前になってしまった。

 流通の形が変わって企業側が1人1人の顧客を認識することが難しくなったこともあるし、消費者の誰か1人が意見を述べても、その影響は限定的で企業のビジネスに影響を受けるほど広がらない。そのためマーケティングの形が大きく変わってしまいました。

 いま何が起きているのかというと、… 続きを読む… 続きを読む

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