株式会社ブライトンコーポレーションでは、グループとして成長する過程で経営統合や事業譲渡などを経験、音声・データ通信コミュニケーションが複雑化していました。そこで、PBXの更改のタイミングで長らくの課題であった全面的な環境刷新に踏み切りました。少数精鋭主義を取っていたシステム管理部はクラウドの積極導入を図り、内線網にクラウド型PBXを導入しました。これによってコスト削減と音声品質向上、さらにはスマートフォンの内線化による業務効率化も実現することができました。
幅広い顧客層を満足させるシティホテル、リゾートホテルをチェーン展開


リッチ&コンフォートをコンセプトに、大人の気持ちがわかるラグジュアリーホテルとして知られる浦安ブライトンホテル東京ベイ(以下、浦安)は、株式会社ブライトンコーポレーションのブライトンホテルズブランドホテルです。すでに開業から22年がたち、そのサービスは国内外の顧客から愛され続けています。
同社は首都圏および関西圏でホテルチェーンを展開しており、浦安のほかにパーム&ファウンテンテラスホテル(以下、パーム&ファウンテン)、京都ブライトンホテル、ホテルブライトンシティ京都山科、ホテルブライトンシティ大阪北浜、の5つのホテルを運営しています。浦安やパーム&ファウンテンは東京ディズニーリゾート・パートナーホテルとして、ファミリーやグループが心ゆくまでリゾート気分を満喫できるサービスを提供しています。
“継ぎはぎ”により複雑化していた音声・データ通信コミュニーション環境
これまでブライトンコーポレーションは、経営統合などを経てグループを拡大させてきたため、音声・データ通信コミュニケーションに関しては包括性に欠くという課題がありました。
音声コミュニケーションについては、デジタル専用回線とアナログ専用回線、IP回線が混在している状況でした。データ通信コミュニケーションは全ホテルを通じてIP-VPNを構築しており、それとは別に外線用に光ファイバー回線も導入していました。このように“継ぎはぎ”的な構成であったため、結果的に通信回線コストが高額になっていました。
もうひとつ看過できない問題がありました。それは、… 続きを読む