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進取な経営を加速する三八五流通のクラウド戦略
2016.03.02

徹底解説!基幹系システムのクラウド移行第12回

進取な経営を加速する三八五流通のクラウド戦略

著者 Bizコンパス編集部

 いまや企業における自社リソースのクラウド化は、止められない潮流になりつつあります。そんな流行に乗るのは簡単ですが「自社にとって本当に有益なのか」を慎重に見極める眼も重要です。時代の流れを先読みして意欲的に事業を拡大してきた三八五流通では、事業基盤を支えるIT投資に対しては最適なタイミングで英断してきました。同社が満を持してクラウド化を決断した理由は、経営理念に深く関係していました。

 

“無”から“有”を生み出すために必要なこと

 1947(昭和22)年、青森県八戸市で創業した、三八五貨物自動車運送株式会社。青森県下の“三”戸、“八”戸、“五”戸などを地盤とする運送業としてスタートしたことが社名の由来です。1996年に三八五流通株式会社へと社名変更し、いまでは当たり前となっている「宅配サービス」を1983(昭和58)年に民間会社として初めて事業化したり、1990(平成2)年に単身引越用「シングルパック」を生み出したり、さらには大手に先駆けてECサイト「銀座夢百貨」を立ち上げたり、事業領域は物流にとどまりません。現在は東北地方を中心に構築した地域密着型の物流ネットワークのもと、物流、観光、ホテル、建設、通販など幅広い事業を展開しています。

 「生産者がいて消費者がいる。その間で動く物、情報、人といったあらゆる流れを自社の事業に結び付けることで、私たちは事業を拡大してきました。この領域で次から次に新たなサービスを提供していくことが、事業の成長に欠かせない視点だと考えています」と語るのは三八五流通代表取締役社長の泉山元氏です。こうしたたゆまぬチャレンジ精神が、今日の同社の躍進を支えているのは間違いないようです。

 変化する環境に適時適切に対応できることがトップの資質と考える泉山氏は、時代の流れに合わせて、毎年会社の経営目標を見直し、2016年度は「進取」「信用」「コンプライアンス」を掲げています。新しいものに挑戦して、深く掘り下げる「進取」は、まさに同社の事業への取り組みそのものです。「信用」については、… 続きを読む… 続きを読む

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