営業にダマされない! ITサービスの選び方(第5回)

営業にダマされない! FMCの選び方

2013.11.21 Thu連載バックナンバー

本記事は2013年に制作されたものです。最新の情報は「2018年版・営業にダマされない!」にてご確認ください。

 FMCという言葉を聞いたことがありますか?FMCとはFixed Mobile Convergenceの略で、固定電話と携帯電話の融合、といった意味です。具体的には、携帯電話を固定電話の子機として使える仕組みのことです。電話番号を共通にすることもできます。FMCは、以前から存在する概念ですが、現在改めて注目を集めつつあるサービスです。

 会社の固定電話は、本社と支店の通話を、料金を気にせず内線感覚でかけられるなど、使い勝手が向上しました。一方、携帯電話は固定電話とは別に料金がかかってしまい、どこにかけるにも市外局番から回さなくてはなりません。FMCでは、おなじ端末一台が内線としても外線としても利用でき、使い方によってはコストを下げることもできます。今回は携帯電話端末を内線として利用できるFMCサービスに焦点を当てたいと思います。

 

全国が内線エリアになるうえ専用設備が不要なので、コストが削減できます!

営業担当

<営業担当>

 弊社のご提案するFMCサービスを利用することで全国の事業所を内線エリアにでき、通話料を大きく下げることができます。また専用設備を特別導入する必要がないため、通常発生するような初期コストを大幅に削減効果が見込めます。御社のように全国に拠点を持たれている企業様であればかなりの初期コスト削減効果が見込めます。

情報システム担当

<情報システム担当>

 専用設備を導入する必要がない点と初期コストが大きく削減できる点に魅力を感じてFMCサービスの導入を前提に見積もりを依頼した。しかし、見積内容の精査を進めるうちに携帯電話の基本料金や、企業の拠点と携帯電話事業者のネットワークを結ぶ固定回線の料金などが余分に発生してくることが分かった。ランニングコスト概算の試算まで行わなかったことが原因だ。

 FMCサービスは確かにコスト削減効果が見込まれます。しかし自社のケースにあてはめた際に、本当にコスト削減効果と利便性向上が見込まれるのかは、きちんと検証する必要があるでしょう。特にFMCサービスは初期コストがあまりかからないケースがあるため、ランニングコストの検討を緩くしてしまいがちです。導入を検討することは非常に有意義ですが、課題の解決につながるのか、利便性は向上するのか、妥当なコストで実現できるのか、といった点の検討が欠かせません。

 

ケータイが内線の役割を果たすので、営業マンの利便性が必ず向上します!

営業担当

<営業担当>

 今回はFMCサービスの導入を決定頂き有難うございます。御社は従業員が多く営業マンも非常に多いと考えています。クライアントからの入電数も非常に多いとのことでしたので必ず営業マンの利便性向上につながると思います。

情報システム担当

<情報システム担当>

 弊社は従業員が多く営業マンも非常に多い。実際クライアントからの入電数も多いのでFMCサービス導入に踏み切った。携帯電話が内線として使えるということだったのだが、携帯電話からクライアントの電話に外線をかける際は携帯電話回線経由での通話になることを知らなかった。そのため見込んでいたコスト削減効果を得ることができず、社内で問題になってしまった。

 FMCサービスを利用すると、相手にとっては、固定電話にかけたら不在なので携帯電話にかけ直す、という手間がなくなり、業務の効率化につながります。電話番号を統一できるという部分は非常に便利になるのですが、外線の発信時には携帯電話の通話網を利用していることをしっかりと認識する必要があるでしょう。

 

設備不要のため、御社の通信に悪影響なく導入できます!

営業担当

<営業担当>

 今回ご案内するFMCサービスは追加の設備投資不要です。したがって導入に際してお手間をかけることがないことが非常に特徴です。しかも、現在ご契約いただいている携帯電話1台あたりの基本料金、通話料金をぐっとお安くできます。コスト削減にもつながりますし非常にオススメですよ。

情報システム担当

<情報システム担当>

 導入に手間がかからず、基本料金や通話料金も下げられるということからFMCサービスの本格検討を開始した。しかし実際に導入するとなると全社の携帯電話会社を一本化しなければならないことがわかった。営業の関係上携帯電話会社を一本化することは現実的に難しく、導入を断念した。

 FMCサービスは内線として携帯電話を利用できるようにするため、仕組み上携帯電話会社を一本化することが求められます。企業の規模によってはキャリアの一本化は現実的に難しいケースもあるため、導入検討時には現在の取引状況など社内外の関係者を含めた調整が重要になるでしょう。

▼まずは、FMCサービスをおさらい▼
「FMCサービスとは?」

※掲載されている内容は公開日時点のものです。
※掲載されているサービスの名称、内容及び条件は、改善などのために予告なく変更することがあります。

このテーマについてもっと詳しく知りたい

Bizコンパス編集部

Bizコンパス編集部

このページの先頭へ
Bizコンパス公式Facebook Bizコンパス公式Twitter