Bizコンパス

営業にダマされない! タブレットの選び方(後編)
2013.09.27

営業にダマされない! ITサービスの選び方第4回

営業にダマされない! タブレットの選び方(後編)

著者 Bizコンパス編集部

よくある失敗例

 前回の記事に引き続き、タブレット端末導入時の失敗例をご紹介します。今回も営業マンの売り文句を鵜呑みにしたためにせっかくの端末が使われなくなったり、引き出しに眠ることになってしまったケースをご紹介します。もしかしたらあなたの会社にも起こりうるケースかもしれません。ぜひご一読ください。

 

全社員に一括導入するのが一番コストが安く済みます!(スモールスタートさせない)

営業担当

<営業担当>

 タブレット端末もボリュームディスカウントがあります。確か今回の端末検討は社長からの直接のご指示ということだったと認識しています。もしそうであれば、最もお買い得に購入するには一括購入するのが一番良いですよ。

情報システム担当

<情報システム担当>

 営業担当の言葉に押され端末の一括導入を判断した。しかし一括導入した端末は部署ごとに評価が二分された。経営陣からは評価を頂いたが営業部からは使えないとの声があがり、結局営業部門ではもとのノートPC運用に戻ることになった。営業部が利用していないことを知った社長から検討の甘さを指摘された。

 タブレット端末のようなITツールを活用する場合、一部の部署にスモールスタートで利用させその評価をしてもらうことが非常に重要です。部署や要員ごとに用途が異なる場合には、それぞれ異なる端末で使い勝手を比較したり、色々なアプリケーションを試すなど、スモールスタートから始めることで導入後のリスクを低減させることが可能です。

 

求める要件を満たすタブレット端末はこの海外メーカー製だと思います!(用途・要件のみを考えて故障時など保守・メンテナンスを考えていない)

営業担当

<営業担当>

 御社の部署ヒアリングに基づいて求められる用途を整理しました。弊社で最適な端末を選定したところA社の端末が最も適しているかと思います。この端末であれば現場の求める要件を満たすことが可能です!

情報システム担当

<情報システム担当>

 進められた端末を購入した。予想外だったのは現場の担当者は意外と端末の故障を訴えてくることだ。購入したこのメーカーでは修理窓口が少なくまた対応も非常に悪い。できればすぐに交換して支給してあげたいが、かなりの時間を要してしまっている。

 現場の担当者も営業担当者もタブレット端末の用途・要件を整理することに目が行きがちです。国内メーカーであっても海外メーカーであってもタブレット端末は故障するハードウェアであることをしっかりと認識し、情報システム部門の視点から保守・メンテナンスをスピーディに行えるメーカーを選ぶべきでしょう。

 

端末さえ買えば今使っているカタログを格好良くプレゼンテーションできますよ(アプリケーションの質を考えていない)

営業担当

<営業担当>

 このタブレット端末を導入すれば今使っている紙媒体のカタログをカッコよくプレゼンテーションできます。営業する側もされる側も気持ちよく会話を進めることができますよ!

情報システム担当

<情報システム担当>

 営業担当者に提案されたタブレット端末を現場の営業部門に導入した。しかし端末の選定には注力したものの、プレゼンテーションに適したアプリケーションの選定まで行わなかったため現場からはイメージしているプレゼンテーションができないので元の紙媒体に戻したいと言われてしまった。

 お客様に印象の良いプレゼンテーションを行うには良いアプリケーションの選定が必要です。
 単純にPDF化した資料を見せる時でもページごとのスライドができるかなど、現場の営業担当者が希望する表現を実現できるアプリケーションをあわせて選ぶ必要があるでしょう。

▼まずは、法人向けタブレットソリューションをおさらい▼
「法人向けタブレットソリューションとは?」

※掲載されている内容は公開日時点のものです。
※掲載されているサービスの名称、内容及び条件は、改善などのために予告なく変更することがあります。

法人営業向けタブレットソリューション

カタログアプリを取り巻く状況

 タブレット端末はノートパソコンより安価で携帯性に優れ、メーカーによっては非常に素早い保守・メンテナンスのサービスを受けることができます。また、瞬時に起動できる点が大きな特徴として挙げられます。そのため、新聞・雑誌や書籍の電子版を購読だけでなく、お客様へのプレゼンテーションに利用するツールとしても非常に優れたものになっています。経営者の視点からはペーパーレス化の促進も期待されるため、いま多くの企業が導入の検討・推進を行っています。主に導入される企業はスモールスタートでテスト導入をしながら導入台数を拡大していくケースが多いことが特徴です。
 ここでは、お客様に印象の良いプレゼンテーションを行うには良いアプリケーションの選定が必要な点に着目し、カタログアプリについて取り上げていきます。

カタログアプリに登録可能なドキュメント形式には大きく分けて以下の3つがあります。

(1)PDF形式
(2)オフィスソフト形式
(3)動画形式

 

ドキュメント形式

PDF形式

 印刷物に近いイメージの電子ファイルで、広く使われている形式です。PDF形式のため文字崩れなどの心配がない点が特徴です。アプリケーションによって画面の動き方が異なるため、自分たちのスタイルにあったツールをいろいろ試すことで最適なツールを見つけることができます。

 

オフィスツール形式

 パワーポイント(Microsoft)やキーノート(Apple)などオフィスツールのファイルをそのままプレゼンテーションするアプリケーションです。アプリケーションによってはそのままファイルを編集できる点などが強みですが、端末によっては文字や画像に乱れが生じることがあります。性質をよく把握して利用することが求められます。

 

動画形式

動画ファイルでプレゼンテーションを進められるツールです。営業担当者が話をする必要が少ないため、高品質な説明を誰でも提供できるようになる点が特徴です。動画に適した商材であればお客様への印象を含め高い評価を得られます。制作する動画コンテンツの品質が重要になるため、きちんと企画・制作を行う必要があります。

 

▼法人向けタブレットソリューションを利用するメリット・デメリットを確認!▼
「メリット・デメリット」

メリット・デメリット

タブレットでカタログアプリを利用するメリット

場所を問わない

 タブレット端末は起動が早く、持ち運びに優れているため、場所を問わず、すぐにプレゼンテーションを始められます。紙のようにめくる必要もないため、限られたスペースの中でもお客様に印象的なプレゼンテーションを行うことが可能です。

 

タブレット端末ならではの魅力的な動き

 フリック(端末を指で弾くうごき)を活用することでスムーズなページめくりや資料の動き方を見せることができます。同様に画面の縮小・拡大も自在であるため注視してもらいたいポイントを拡大するなどシーンに応じたプレゼンテーションができます。

 

持ち運びのしやすさ

 タブレット端末そのものにデータをたくさん入れることができます。そのため重い紙媒体を持ち運ぶ必要がなくなり、負荷が軽減されます。

 

タブレットでカタログアプリを利用するデメリット

お客様に渡せない

 紙媒体で資料を渡すことができないため、お客様が資料にメモをすることができません。必要な情報はカタログに記載しておく必要があります。どうしても必要な場合は別途紙媒体資料を持っていくことや事後にメールでお客様に情報を送付することが必要になるでしょう。

 

情報を探す時間

 分厚い冊子などから必要なポイントを説明する必要がある場合、タブレット端末は紙媒体と比較して時間がかかります。説明の際に資料のあちこちを参照する必要がある場合には、タブレット端末の特徴が活かすことが難しい場合があります。

 

▼では、もっと詳しいチェックリストで確認しましょう▼
「すぐに使えるチェックリスト」

すぐに使えるチェックリスト

 カタログアプリの選定は、検討項目が多岐にわたるため、導入に際しては専門家や事業者の担当と相談しながら進めることになるでしょう。

 ここではカタログアプリを初めて導入される方でも、事業者の言いなりにならずに自社に最適なカタログアプリを選ぶためのチェック項目と解説をまとめた資料をご用意しました。サービス事業者へのヒアリングの際などにご活用ください(ダウンロードにはBizコンパスへの会員登録(無料)が必要です)。

サービス事業者比較

 国内のカタログアプリ提供事業者3社(NTTコミュニケーションズ、五反田電子商事、凸版印刷)が提供するカタログアプリの内容を、さまざまな観点から比較しました(ダウンロードにはBizコンパスへの会員登録(無料)が必要です)。

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