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日本は不安やストレスの相談相手にロボット/AIを求める傾向–オラクル調査
2020.11.17

IT&ビジネス最新ニュース第79回

日本は不安やストレスの相談相手にロボット/AIを求める傾向–オラクル調査

 日本オラクルは11月4日、コロナ禍の日本における働き方と人工知能(AI)の利用実態に関する調査結果を発表した。調査対象者の61%が、2020年は最もストレスを感じる年と回答しており、87%が不安やストレスについて相談する相手としてロボットやAIを受け入れることが明らかになった。

 この調査は、米Oracleと米Workplace Intelligenceが共同で実施したもの。米国、英国、UAE、フランス、イタリア、ドイツ、インド、日本、中国、ブラジル、韓国の11カ国で、1万2000人以上の従業員、マネージャー、人事部門リーダー、経営幹部が対象。日本の回答数は1000人。

 調査によると、「コロナ禍によるリモートワークで生産性が上がった」とした日本の回答者は11%で11カ国中最下位、職場におけるAIの利用率(26%)も最下位だった。一方、「コロナ禍によりAIツールへの投資を加速する」と回答した人は日本では44%で、特に経営者層は63%と回答しており、生産性を改善する施策としてAIツールへの投資意欲が高まっていることも判明した。

 コロナ禍は従業員のメンタルヘルスに悪影響を及ぼしており、日本でも、従業員がコロナ禍による職場での不安の増加や気力の減退に悩んでいることが分かった。具体的には、61%がこれまでのどの年よりも2020年は職場でストレスと不安を感じたと回答。このストレスと不安の増加は、日本の従業員70%のメンタルヘルスに悪影響を及ぼし、ストレスの増加(37%)、ワークライフバランスの喪失(30%)、社交がないことによる気力減退(20%)、極度の疲労(燃え尽き症候群)(16%)を生じさせているという。

 従業員はテクノロジーにコラボレーションツール以上のものを求めており、テクノロジーによるメンタルヘルスのサポートを期待している。74%が自分の会社が今以上に従業員のメンタルヘルスを守る必要があると回答。33%の企業は、コロナ禍の結果として自身の会社がメンタルヘルスのサービスまたはサポートを追加したと回答している。

 また、49%が仕事上のストレスや不安を上司よりもロボット/AIに話したいと回答した。メンタルヘルスのサポートをロボット/AIよりも、カウンセラーやセラピストといった人に頼りたいという回答は13%だった。その理由として、ロボット/AIはジャッジメントフリーゾーン(無批判区域、決めつけのない環境)を与えてくれる(42%)、問題を共有する上での先入観のない感情のはけ口を提供してくれる(27%)、医療に関する質問に迅速に回答してくれる(26%)が挙げられた。

 63%がメンタルヘルスのサポートのために自身の会社がテクノロジーを利用することを望んでいる。これには、プロアクティブな医療モニタリングツール(27%)、医療リソースへのセルフサービスアクセス(24%)、オンデマンドカウンセリングサービス(21%)、医療に関する質問に答えるチャットボット(20%)、健康または瞑想アプリへのアクセス(18%)が含まれる。

 コロナ禍によるリモートワークでは、多くの国で生産性が上がっているのに対し、日本では… 続きを読む… 続きを読む

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