消費者にとっては企業の責任
企業がランサムウェアを防ぐことが重要となるもう1つの理由は、顧客はハッカーではなく企業を非難するということだ。
Veritasは最近、ランサムウェアが企業に与える影響について調べる調査を実施した。その調査結果は、1人の従業員が犯した間違い(例えば、選挙関連のフィッシング攻撃に引っかかってしまったなど)が、ビジネス全体に重大な損害を与える可能性があることを示している。
Matthews氏は、「興味深い点の1つは、回答者の65%が、データが取り出せなくなった場合には、金銭的な補償が行われるべきだと答えていることだ。従って、企業の評判や事業がリスクに晒されるだけでなく、顧客から訴訟され、何らかの形の補償を求められる可能性もある」と述べている。また、回答者の約4割は被害に対して企業のリーダーに個人的責任があると考えているという。
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