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埼玉県鴻巣市、Microsoft AzureとSINETを接続した教育ICT基盤を構築
2020.09.08

IT&ビジネス最新ニュース第53回

埼玉県鴻巣市、Microsoft AzureとSINETを接続した教育ICT基盤を構築

 埼玉県鴻巣市の教育委員会は、「先端技術の活用による教育ICT環境の刷新」に取り組むことを発表した。教育ICTの基盤をクラウドサービスへ全面的に移行し、ネットワーク環境が整備されている場所であれば、どこからでも学べる環境を構築する。クラウドには、日本マイクロソフトのMicrosoft Azureを採用する。

 また、国立情報学研究所(NII)が構築・運用する学術情報ネットワーク「SINET」とも結び、クラウドを使用した校務系システムを構築して、強固なネットワークセキュリティ環境のもとで利用できるようにする。教育委員会がSINETと接続してMicrosoft Azureを活用する事例は全国初となる。いずれも2021年4月から本格稼働する予定だ。

 鴻巣市の原口和久市長は、「校内外でICT機器を日常的に活用する環境を整備し、子供たちがICT機器を文房具のように自由に使える姿を目指す。未来の創り手となる子供たちが、これからの時代に求められる資質、能力の習得が可能となる学校教育を実現するとともに、多様で柔軟な働き方、学び方を実現したい」と述べた。

 今回の鴻巣市教育委員会の取り組みには3つのポイントがある。1つ目は「先端技術を活用したICT環境整備」だ。全国初となるSINETに直結したMicrosoft Azureを活用することで、高いセキュリティ環境を実現する。また、これまで市役所や学校に設置していたサーバー環境から全てクラウド環境に移行する。SINETへの加入はこれから行う予定だ。

 SINETは、全国の大学や研究機関などが利用するために構築された学術情報基盤であり、現在は「SINET5」として、全国86全ての国立大学や公立、私立の大学、短期大学、高等専門学校、大学共同利用機関、独立行政法人など900以上の大学および研究機関などが利用している。全都道府県を100Gbpsの回線で接続するとともに、欧州、米国、アジアの国際回線も100Gbps化を実現する。東京・大阪間は、長距離伝送では世界最高水準となる400Gbps回線を構築している。国内の各ノード間をメッシュ状で結んでいることから、各ノードを最短経路で接続し遅延を最小化しているのも特徴だ。2019年にSINETを初等中等教育機関にも開放することが発表されていた。

 2つ目は… 続きを読む… 続きを読む

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